878.自分に苦手なことがあるからこそ、他人の苦手にも寛容でありたい。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第75回】
2024/07/28
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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今回は、こちらの話題でお話しいたします。
自分に苦手なことがあるからこそ、他人の苦手にも寛容でありたい。
誰にでも、得意なこと(凸)と苦手なこと(凹)があります。
すべての分野が得意な人は存在いたしません。この社会は、様々な人々がそれぞれの得意分野(凸)を活かして成り立っております。
そのことを考えると、この社会では人々が助け合って、「持ちつ持たれつ」の状態であることを感じることができます。
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例えば私はこうやって日々様々な分野について文章を執筆しております。以前、著書を商業出版した経験もあります。文章をどんどん書くことができることは、得意分野(凸)と言えます。
その反面、私は瞬時に文書を組み立てて話すことは苦手(凹)な傾向にあります。ずっと即興で話し続けられる人々は私から見るとすごい方々です。
つまり私は瞬時に話すことが苦手(凹)ですから、仮に誰かが文章を書くことが苦手(凹)でも、寛容でありたいと思っております。
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そして私は、こちらの「語学」カテゴリやこちらの英語学習記事のように、言語に関心があります。言語を学ぶことは得意(凸)な傾向にあります。
しかし、言語を学ぶことが苦手(凹)な人もいることを考えます。学べば学ぶほど、知らないことがたくさんあると私は悟っておりますので、相手が知らないことがあっても寛容でありたいです。「そんなことも知らないのか」という態度は言語道断です。
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また私は、この自身の公式サイトのデザインを自ら考え、HTMLという言語を用いて自ら作成しております。こちらの「作曲・編曲」カテゴリの記事のように、パソコンを使って様々な音楽を作ることもできます。
その反面、私は以前こちらの記事で述べたように、いわゆる「ペーパードライバー」です。車の運転が極端に苦手(凹)だと自己認識しているからです。
特に私が住む地方だとほとんどの人々が「あたりまえ」にこなす車の運転が、私にとってはかなりの高難易度なのです。
私は車の運転がうまくできません。ですから、パソコンやスマートフォンなどをうまく操作できない方々がいても、そういった方々に寛容でありたいです。
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今回は、自分に苦手なこと(凹)があるからこそ、他人の苦手(凹)にも寛容でありたい、という自身の考えを述べました。
もちろん本記事に書いたことを強要する気はありませんが、より多くの人々が寛容になると、この社会はより生きやすくなるのではないか、と考えております。
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お読みいただき、ありがとうございました。