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1582.ヴェネツィアにおける学生たちで賑わう場所、サンタ・マルゲリータ広場。【ヴェネツィア ~第二の故郷~ 第17回】

2025/09/16

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ヴェネツィア ~第二の故郷~

ヴェネツィア ~第二の故郷~

私はイタリアの「水の都」と呼ばれる街、ヴェネツィアに約1年間留学した経験があります。

『ヴェネツィア ~第二の故郷~』と題した本企画は、私がヴェネツィア留学の思い出をヴェネツィア出身という設定のオリジナルキャラクター「マルコ」「キアーラ」とともに語っていく企画です。

それでは今回も前回に引き続き、マルコとキアーラにいろいろと語っていただきましょう。

サンタ・マルゲリータ広場

16回目の今回は「サンタ・マルゲリータ広場(Campo Santa Margherita)」について書いてみます。

ここは以前もこちらの記事でご紹介したのですが、改めて今回もマルコとキアーラに解説していただきます。

この広場はカ・フォスカリ大学から近いこともあり、夕方から夜にかけては学生たちで賑わっている場所です。私もよくこの広場でスプリッツ(ヴェネツィア発祥のカクテル)を飲んだものです。

それでは、今回もマルコとキアーラのお二人にゴンドラについて解説していただきましょう。

マルコとキアーラによる解説

ヴェネツィアのサンタ・マルゲリータ広場でスプリッツを飲むマルコとキアーラ。

(画像はイメージです。)

※これらのキャラクターのイラストはChatGPTにより制作したものです。セリフの文章もChatGPTで生成したものに私が手を加えております。解説される歴史的内容は諸説ある場合があります。参考程度にご覧くださいませ。

この色が右にいる男性・マルコの発言です。

この色が左にいる女性・キアーラの発言です。

そしてこの色は私による文章です。

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チャオ、マルコ!チャオ、キアーラ!ヴェネツィアにあるサンタ・マルゲリータ広場はカ・フォスカリ大学の本部から近いこともあって学生たちで賑わう広場となっていますよね。そんなサンタ・マルゲリータ広場について解説してみてください!

チャオ!今日はサンタ・マルゲリータ広場について話そうか。この広場は、ヴェネツィアの中でも特に学生たちに人気のあるスポットだよね。カ・フォスカリ大学の本部がすぐ近くにあるから、学生たちが集まって昼食を食べたり、夜には友達とワイワイ過ごしたりする姿がいつも見られるんだ。

チャオ!本当にそうね。サンタ・マルゲリータ広場は、観光客で賑わうサン・マルコ広場やリアルト橋の周辺とは違って、もっと「地元らしさ」が感じられる場所だと思うわ。ここでは観光客よりも地元の人や学生の姿をよく目にするから、ヴェネツィアの日常を垣間見たい人にはぴったりの広場なのよね。

そうそう。広場の周りにはカフェやバール、ピッツェリアがたくさん並んでいて、値段も比較的リーズナブルなんだ。学生たちが気軽に食事やおしゃべりを楽しめる空間になっているのはもちろん、夕方になると広場に面したテラス席が人でいっぱいになるのも、この広場ならではの光景だよ。

昼間の雰囲気と夜の雰囲気が全然違うのも面白いところよね。昼間は子どもたちが走り回ったり、学生が本を読んだりしていて、とても明るくてのんびりした雰囲気。でも夜になると、広場のカフェやバーに人が集まって、とても活気が出てくるの。音楽が流れて、笑い声が響いて、学生街らしいエネルギーを感じるわ。

それに、この広場は建築的にも興味深いんだよ。広場の名前にもなっている「サンタ・マルゲリータ教会」があったけれど、今は宗教施設としてではなく劇場や文化イベントの会場として使われているんだ。昔から地域の人々にとって集いの場だったんだろうね。

なるほど!確かにこの広場は「学び」と「文化」が交差する場所という感じがするわね。大学が近いから知的な空気も漂っているし、イベントやコンサートが開かれることもあるから、若者たちの活気と一緒に文化的な香りも楽しめるのよね。

観光客にとってもおすすめの場所なんだ。もし観光でヴェネツィアを訪れて、ちょっと観光地らしさから離れて「地元の学生と同じ時間」を過ごしてみたいと思うなら、サンタ・マルゲリータ広場に行ってカフェで一杯のエスプレッソを飲むといい。ヴェネツィアの別の表情に出会えると思うよ。

私も同感!観光の合間に立ち寄って広場のベンチに座るだけでも楽しい体験になるはず。学生たちの笑顔や広場の賑わいを眺めていると、まるでヴェネツィアで暮らしている気分になれるもの。サンタ・マルゲリータ広場は、まさに「生活の息づかい」が感じられる特別な場所なのよね。

そうだね。歴史あるヴェネツィアの街の中で、若者のエネルギーを存分に感じられる広場、それがサンタ・マルゲリータ広場なんだ。観光名所を巡るだけじゃなくて、こういう場所に足を運ぶことで、ヴェネツィアの「今」を知ることができると思うよ。

その通りね!だから、ヴェネツィアを訪れる人には、ぜひサンタ・マルゲリータ広場にも立ち寄ってほしいわ。観光地の輝きとはまた違う、地元ならではの温かさと日常の魅力を体験できるはずだから。

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マルコ、キアーラ、グラツィエ!(ありがとう!)

そうなんです!サンタ・マルゲリータ広場は「地元感」を思いっきり味わえる場所なんですよ。観光地のエリアではない場所にありますので、地元の人々が集まっているんです。

ちなみにヴェネツィアでは基本的に広場のことをカンポ(Campo)という単語で呼びます。標準的なイタリア語では広場のことはピアッツァ(Piazza)という単語なのですが、これがヴェネツィアで例外的に使われているのはサン・マルコ広場(Piazza San Marco)ローマ広場(Piazzale Roma)の2つだけなのです。Piazzale(ピアッツァーレ)はPiazzaの派生形で開放的な広場といった意味合いです。

カ・フォスカリ大学の学生たちにとってカンポといえばサンタ・マルゲリータ広場のことなので、「カンポに集まろう」と言えばここに集まろうという意味合いになるのです。

二人のお話に出てきたサンタ・マルゲリータ教会・・・確かにイベント会場として使われていました。まだ留学開始したばかりの頃に大学主催の説明会の会場が開催されましたので建物内部に行った記憶があります。

ある朝にもサンタ・マルゲリータ広場を訪れて、カプチーノを飲んだことも覚えています。ヴェネツィアで暮らしていた私にとっては思い出深い場所の一つです。再びヴェネツィアを訪れた際には必ずここにもまた来ることでしょう。

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それではまた次の回で。チャオ!

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お読みいただき、ありがとうございました。

ヴェネツィアのことでお尋ねしたいことがございましたら、私でよろしければこちらからお気軽にどうぞ!