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1584.ビエンナーレが開催されることでも知られる、ヴェネツィア本島東部にある、自然豊かな公園・ジャルディーニ。【ヴェネツィア ~第二の故郷~ 第18回】

2025/09/17

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ヴェネツィア ~第二の故郷~

ヴェネツィア ~第二の故郷~

私はイタリアの「水の都」と呼ばれる街、ヴェネツィアに約1年間留学した経験があります。

『ヴェネツィア ~第二の故郷~』と題した本企画は、私がヴェネツィア留学の思い出をヴェネツィア出身という設定のオリジナルキャラクター「マルコ」「キアーラ」とともに語っていく企画です。

それでは今回も前回に引き続き、マルコとキアーラにいろいろと語っていただきましょう。

ジャルディーニ

18回目の今回は「ジャルディーニ(Giardini)」について書いてみます。

ジャルディーニはヴェネツィア本島の東部にある公園です。ジャルディーニとはイタリア語で「庭園」と言う意味です。

このように緑あふれる地区となっております。

それでは、今回もマルコとキアーラのお二人にジャルディーニについて解説していただきましょう。

マルコとキアーラによる解説

ヴェネツィアのジャルディーニで自然を感じるマルコとキアーラ。

(画像はイメージです。)

※これらのキャラクターのイラストはChatGPTにより制作したものです。セリフの文章もChatGPTで生成したものに私が手を加えております。解説される歴史的内容は諸説ある場合があります。参考程度にご覧くださいませ。

この色が右にいる男性・マルコの発言です。

この色が左にいる女性・キアーラの発言です。

そしてこの色は私による文章です。

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チャオ、マルコ!チャオ、キアーラ!ヴェネツィア本島東部にあるジャルディーニは、自然豊かな公園ですよね。ビエンナーレ(二年に一度開催される芸術展)が開催される場所としても知られているこの場所を解説してみてください!

チャオ!ジャルディーニ(Giardini)は、ヴェネツィア本島の東側に広がる緑豊かな公園エリアで、街の人混みから少し離れて自然とアートを同時に味わえる場所なんだ。散歩するだけでも気持ちが落ち着くよ。

そうね、マルコ。ここが世界的に知られているのは、二年に一度開催される「ビエンナーレ」の主要会場になっているから。公園の中には各国の国別パビリオンが並んでいて、国ごとの個性あふれる展示が見られるのよ。

木陰の小道、広い芝生、そして彫刻や一時的なインスタレーション(全身で感じる芸術)が点在していて、ただの展示空間とは違う。自然の中に作品が配置されることで、展示と環境が対話するような特別な体験になるんだ。

学生時代は授業の合間に友達とベンチでお弁当を食べたり、展示を見に行ったりしたわ。夏は緑が濃く、風に揺れる葉音が作品の見え方を変えてくれるの。季節ごとに表情が変わるのも魅力の一つね。

国別パビリオンは建物自体が歴史的にも興味深い。建築様式がそれぞれ違うから、展示以外にも建物巡りが楽しめる。小さなギャラリーや野外展示も多く、歩くだけで発見があるよ。

ビエンナーレ期間中は世界中からアーティストやキュレーター、観客が集まり、公園が国際的な文化交流の舞台に変わるの。講演会やパフォーマンス、ワークショップなどのイベントも同時に行われて、滞在中のプログラムがぎっしりなの。

でも日常はもっと穏やか。地元の人はジョギングやピクニック、読書に訪れていて、観光客が多い時期でも落ち着いた空気が残っているんだ。朝の散歩で鷺を見かけることもあるよ。

写真を撮るなら朝か夕方の柔らかい光がおすすめ。樹々の間から差し込む光が彫刻に影を作って、作品の表情がドラマチックになるの。雨上がりのしっとりした空気も、アートを引き立てるわ。

アクセスも便利で、ヴァポレットの停留所や徒歩で行ける場所にあるから、サン・マルコやリアルトからの小さな寄り道にぴったり。展示の合間にベンチで休憩して、運河を眺めると心が軽くなるんだ。

保存と利用のバランスも大事にされているの。歴史ある建物と自然環境を守りつつ、多様な芸術を受け入れる場所として整備されているから、訪れる側もマナーを守って楽しんでほしいわね。

個人的には、ビエンナーレの喧騒が落ち着いた頃にゆっくり歩くのが好きだ。作品の余韻を感じながら緑の中を進むと、ヴェネツィアの別の顔に出会える気がするんだ。

その通り。ジャルディーニは、自然と国際アートが出会う特別な場所。ヴェネツィアの旅に少しの余裕を作って、ここで風と展示を同時に楽しんでみてね。

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マルコ、キアーラ、グラツィエ!(ありがとう!)

ジャルディーニは自然と現代的な展示が混在する場所で、ヴェネツィアの他の地区の歴史的な街並みと一線を画す景色が広がっていて私も散歩を楽しんだものです。

ジャルディーニには各国のパビリオンが存在します。こちらの画像は日本のパビリオン(日本館)です。「Giappone(ジャッポーネ)」とはイタリア語で「日本」のことです。

Googleストリートビューでは日本館の内部も見ることができます。吉阪隆正により1956年に設計されたこの日本館が現存しております。

他にも様々な国々のパビリオンがジャルディーニにあります。

サン・マルコ広場周辺とはまた一味違った時間が流れている、そんな場所がジャルディーニです。

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それではまた次の回で。チャオ!

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お読みいただき、ありがとうございました。

ヴェネツィアのことでお尋ねしたいことがございましたら、私でよろしければこちらからお気軽にどうぞ!