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218.【令和5年大相撲7月場所8日目】翠富士関の、新大関相手の粘り勝ち。

2023/07/16

※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。相撲初心者ならではの視点をお楽しみください。

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名古屋場所も中日となりました。本日も、様々な取組が繰り広げられました。

まずは幕下、私の地元・長崎県の大村市出身の上戸という力士がここ数場所幕下上位で頑張っており、7日目までで3勝の勝ちっ放しでした。しかし本日の8日目、欧勝海との一番で黒星の結果となった際に腰を痛そうにしていたようです。それほど大事に至ってないことを願います。

十両では、新十両の獅司関が千代の海関に破れ、4勝4敗と星が並ぶこととなりました。5日目までで4勝1敗でしたが、そこから3連敗。十両の厳しさがのしかかりますが、勝ち越しに向けて後半も応援いたします。九重部屋所属の千代の海関は、勝利おめでとうございます。九重部屋は、こちらの記事でもご紹介した北海道松前郡福島町出身の第58代横綱・千代の富士関が力士・師匠として、その千代の富士関をスカウトした同じく福島町出身の第41代横綱・千代の山関が師匠として在籍したことで知られる相撲部屋で、この「千代」の伝統的な四股名が現在頑張っている力士たちにも受け継がれております。現在の九重親方を務めているのも千代の富士関の愛弟子、元大関・千代大海関です。今場所も解説をお休みになった、第52代横綱・北の富士関としてご活躍した北の富士勝昭氏も、かつてはこの九重部屋所属でした。

長崎県出身の對馬洋関は、輝鵬関に破れ2勝6敗となりました。先場所のような後半での巻き返しに期待いたします。

そして大奄美関が紫雷関を破り、現在のところ十両で最も勝っている7勝1敗となりました。それにしても、例外はありますが四股名からある程度出身地が推測できることは興味深いですね。大奄美関は、やはり四股名の通り奄美大島のご出身だそうです。幕内の明生関も、奄美のご出身です。本名の下の名前を四股名にしているそうです。現在幕内の遠藤関や正代関、髙安関、宇良関、かつては第54代横綱・輪島関など苗字をそのまま四股名にする例は知っていましたが、こうやって下の名前もそのまま四股名になることがあることは最近知りました。この例は明生関の他にも十両に勇磨関がいますね。

そして十両筆頭の輝関は島津海関に突き落としで勝ち、同じく十両筆頭の熱海富士関も東白龍関を押し出して勝ち、ともに6勝2敗で並んでおります。ともに新入幕に向けて、応援いたします。

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幕内の竜電関に挑んだのは、6日目・7日目に休場し本日再出場した十両・一山本関。このまま休み続けると幕下に陥落する可能性が高いこともありましたので、再出場を知り応援いたしましたが、今回は竜電関に寄り切られ黒星となりました。次場所もぜひ、「一山本関」とお呼びしたく存じますので、後半戦での白星を重ねることに向けて応援いたします。

そして伯桜鵬関と湘南乃海関の新入幕同士の一番にも注目いたしました。こちらは伯桜鵬関が寄り切り、白星となりました。伯桜鵬関、これで6勝2敗。新入幕にして2桁勝利も射程圏内に入りました。引き続き応援しております。

その伯桜鵬関に昨日破れた遠藤関は、本日は琴勝峰関に鮮やかなとったりが決まり白星となりました。遠藤関もこれで6勝2敗。着実に勝ち星を積み重ねられるよう、応援いたします。

長崎県出身の平戸海関は錦富士関を押し出し、3勝目となりました。ぜひ今場所も勝ち越しを決めて、より上の番付に行けるよう長崎から応援しております。

そして今場所に横綱を含めた三役以上をほとんど破り、勢いのある錦木関は同じく今場所横綱から金星を獲得した翔猿関との前頭筆頭同士の一番でした。本日は押し出しにより翔猿関を破り、7勝1敗となりました。中日にして勝ち越しまであと1勝となりました。勝ち越せば自身初となる三賞は確実と言えるご活躍ということですので、勝ち越して初の三賞、そして初の三役昇進に向かっていけるよう後半戦も応援いたします。

大関昇進のかかった3関脇はそれぞれ勝ち星を重ね、豊昇龍関は7勝1敗、大栄翔関と若元春関は6勝2敗となりました。大栄翔関は、朝乃山関の休場による不戦勝となりました。昨日の時点で4勝3敗と勝ち星が先行していた朝乃山関でしたが、昨日の豊昇龍関との一番で左腕を痛めたことにより無念の休場となりました。お大事になさってください。

そして本日の結びの一番、新大関・霧島関が相手をするのは、翠富士関でした。まわし待ったがかかったこともあり、かなりの長期戦となりました。立行司・式守伊之助が土俵上で霧島関のまわしを結びなおす様子に加えて、会場の鳴り止まない歓声に、長時間の一番ながら、食い入るように画面を見つめておりました。この一番を制したのは翠富士関でした。下手投げが決まり手となりました。粘り勝ちを見せた翠富士関の清々しい笑顔によるインタビューを拝見いたしましたが、嬉しさがグイグイと伝わってきました。新大関を相手に獲得した貴重な白星で、翠富士関は2勝6敗となりました。後半のご活躍も、応援いたします。

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10秒も満たない時間で勝負がついてしまう一番もあれば、今回の結びの一番のようにまわし待ったがかかると長い間決着がつかない一番もあります。短期戦であっても、長期戦であっても、迫力のある一番には注目してしまいます。

本日の中日を終え、明日からは後半戦となり、幕内・十両で勝ち越す力士がどんどん出てくることになるでしょう。これからの名古屋場所も、目が離せません。幕内から序ノ口まで、全ての番付の力士のご活躍を、これからも応援いたします。