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219.小説『ありがと~い!』第26話 食べ物として命をいただけることに、ありがと~い!

2023/07/17

※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。

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大井誠は、夕食の準備を終えて、やっと食べ始めることができる。

本日の献立は、パックご飯2パックにインスタント味噌汁(フリーズドライのナスの味噌汁)、ヒラスとタコの刺身、そして昼食の時に作ったきゅうりの塩もみだ。

「いただきま~す!」

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大井は勢いよく食べ始めた。まずはきゅうりの塩もみから。最初に野菜から食べるのが大井流だ。

「Oi!Oi!오이!きゅうりは時間が経っても相変わらずお~いしい!」

何度も補足して恐縮だが、오이(オイ)とは韓国語できゅうりのことである。自分の苗字と同じような発音のため、大井が特に好きな野菜だ。

そして大井は味噌汁をすする。

「味噌汁も、やっぱりお~いしい!こんなにお~いしい味噌汁が、お湯を注ぐだけで出来上がるなんて本当にすご~い!ありがと~い!」

大井は今日も、インスタント味噌汁のお手軽さに感謝している。

そして大井は本日のメインディッシュといえる、刺身に手をつけた。まずはヒラスだ。準備しているわさび醤油に、ちょこんと付けて、それを口の中に放り込む。

「うわぁ・・・、お魚の刺身ってなんでいつもこんなにお~いしいんだろう!今日も口の中が大漁だぞ~い!」

大井は刺身が好きだ。つまり、寿司も好きだ。生の魚を食べている時の大井は、実に幸せそうな顔をしている。現在も満面の笑みを浮かべながら、幸福感に満ちた状態で食べている。もちろん火を通した魚も好きだが、大井は生の魚が特に好きなのだ。

そしてすぐに、大井は白ご飯を食べ始める。大井は白ご飯が大好きなので、ご飯に合うおかずが本当に好きだ。刺身も本当にご飯との相性が良いので、どんどん白ご飯の量が減っていく。

「やっぱりお米って、最高だぞ~い!このお米を育ててくれた農家サンやパックご飯を開発してくれた方々など、このパックご飯に関わってくださった皆サマに改めて、ありがと~い!」

大井は改めて感謝しながら、次はタコの刺身を食べ始めた。

「Oi!Oi!Oi!Oi!Oi!タコと酢味噌、合うぞ~い!醤油もいいけど、酢味噌も本当に美味しいぞ~い!」

大井は、タコの刺身を酢味噌で初めて食べた。この食べ方を知らなかったのだが、魚屋のおじさんがヒラスの刺身を買った大井におまけとして酢味噌をつけてくれたおかげで知ることができた食べ方だ。

「こんな食べ方をおまけとして教えてくれた魚屋サン、本当にありがと~い!これからもついていきます!」

その後も大井は、夢中で美味しい夕食を食べ続けた。

「ごちそうさま~!」

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こうして大井は、夕食を完食した。

「今日も、いろいろな命をいただくこととなりました。食べ物として他の命に生かされているということに感謝して、今回もありがと~い!」

大井は食事で命をいただくことに感謝し、食事の片付けをするのであった。

...

つづく