山田隆一公式サイト

221.【令和5年大相撲7月場所9日目】勝ち越しに、後半を感じる。

2023/07/17

※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。相撲初心者ならではの視点をお楽しみください。

...

本日の名古屋場所では幕内・十両にて勝ち越す力士も出てきて、後半であることを感じることができました。本日の、特に私が注目した様々な一番をご紹介いたします。

...

まずは十両、千代栄関と輝鵬関の一番です。今場所で新十両となった輝鵬関の勢いのある相撲を観ることができました。自分より身体の大きな千代栄関を、どんどんと押し進めていき、押し出しにより輝鵬関の白星となりました。輝鵬関は同じ九州、熊本のご出身なこともあり、これからも応援いたします。

続きまして、勇磨関と天空海関の一番。まずは土俵際に追い込まれる形となった鮮やかな黄緑のまわしの天空海関ですが、そこから鮮やかな掛け投げを繰り出し勇磨関を破り、白星となりました。掛け投げが決まる瞬間は迫力があり、歓声も大きなものがありました。

そして奄美大島のご出身である大奄美関と、沖縄のご出身である美ノ海関の南国出身対決。どちらの勝ちになるか目が離せない一番となりましたが、結果は大奄美関によるはたき込みでした。大奄美関、これで8勝となり今場所十両では最初の勝ち越しを決めました。おめでとうございます。

黒星と一時休場により、8日目まででまだ白星がついていない一山本関は、狼雅関を寄り切って、9日目にして今場所初の白星、いわゆる初日となりました。一時休場もあり本調子ではない中、少しでも勝ち星をと出場を続ける一山本関。これからも応援いたします。一山本関のユーモアある人柄はもちろん、私と同学年なことに加えて「一」「山」の二文字は私の名前にも入っているのでやっぱり親近感のある力士です。

...

幕内では、まずは豪ノ山関と遠藤関の一番です。新入幕ながら5日目までで5連勝となり勢いに乗っていた豪ノ山関ですが、今日も遠藤関に押し出され4連敗となり5勝4敗となりました。幕内の大変さを痛感しているところであると推測されますが、これからも応援いたします。遠藤関はこれで7勝2敗の好成績です。現在の幕内での1場所での最多勝は11勝らしいですが、この調子でいけば12勝以上が期待でき、優勝争いに絡む可能性もございます。遠藤関も、応援いたします。

そして金峰山関と玉鷲関の一番。金峰山関が手をついて勝負が決まったかと思いきや、物言いがありました。結果、玉鷲関のかかとが先に土俵から出ていたことがわかり、金峰山関の勝利となりました。まずは玉鷲関に軍配が上がりましたが、金峰山関は勝利を確信し、もう大丈夫だと自分から手をついたのかもしれませんね。このように物言いがついた際には、取組動画を一旦止めて、どちらが勝ちか改めて何度か観て予想してその先の結果を観るという観方も面白いです。

髙安関と佐田の海関の一番では、佐田の海関の寄り切りで決着が着きました。佐田の海関、同じ九州である熊本出身なのはもちろん、私が生まれた場所である長崎県の上五島出身の第50代横綱・佐田の山関の孫弟子にあたり、「佐田」の四股名を付けていることからも応援しております。上五島から横綱・佐田の山関が輩出されたのは本当に誇らしいことです。その「佐田」の四股名を付けた力士は、無条件で応援したくなります。

続きまして北勝富士関と王鵬関の一番では、北勝富士関が王鵬関を押し出し8勝1敗とし、勝ち越しを決めました。ついに幕内でも勝ち越す力士が出てきたことにより、今場所も後半戦だということを意識いたします。

そして上位陣をほとんどなぎ倒し、8日目までで7勝1敗としていた錦木関は、対する御嶽海関の猛攻に耐えて、寄り切りにより白星となりました。これで錦木関も8勝1敗になり勝ち越しとなりました。横綱からの金星を含めた上位陣からの白星により、本日の勝ち越しで初の三賞そして初の三役はほぼ確実だと言われておりますが、さらに勝ち星を重ねて、2桁勝利、さらには優勝争いに絡んでいただけるようこれからも応援いたします。あの2日目、横綱を破った際のインタビューの嬉しそうにしている様子にやはり魅力を感じました。

最後にご紹介するのは、関脇・豊昇龍関と長崎県出身の平戸海関の一番です。平戸海関、関脇相手に一生懸命立ち向かいましたが、結果は豊昇龍関が掛け投げにより白星を獲得いたしました。豊昇龍関もこれで8勝1敗で勝ち越しを決めました。この調子で大関昇進に向けて更に勝ち星を重ねられるよう、応援いたします。

残り2人の関脇である大栄翔関・若元春関もそれぞれ勝利し、7勝2敗となりました。大関昇進がかかっている3関脇が現在の時点で3関脇とも十分大関昇進の可能性があることから、今後の名古屋場所からも目が離せません。

...

...

...

この記事の最初にも述べましたが、やはり勝ち越す力士が出ると後半であることを感じますね。これからも力士たちのご活躍を応援いたします。