118.昼の丸山たずねたら、長崎の歴史身に沁みる。
2023/05/30
今回は、長崎市・思案橋界隈をご紹介したこちらの記事に引き続き、同日にその近くの丸山界隈を散歩し、撮影した風景をお届けいたします。
昨日(2023年5月29日)、長崎県を含む九州北部の梅雨入りが発表されました。例年より早い梅雨入りとなりました。内山田洋とクール・ファイブの大ヒット曲『長崎は今日も雨だった』の影響もあり、長崎には雨のイメージがありますよね。私も梅雨の時期は、長崎の雨を感じたいと思います。
さて、今回はこの『長崎は今日も雨だった』の歌詞にも登場する地名の、長崎市の丸山界隈を歩きました。こちらの記事でもご紹介した長崎市出身のシンガーソングライターでタレントの美輪明宏はこの地区で生まれ育ったことが知られており、旧芸名である本名も丸山という姓です。
また、長崎県民であればローカル番組での長崎の歴史解説などでおなじみの「ヒロスケさん」こと山口広助という方も丸山町生まれで、現在も丸山町の自治会長をされているそうです。
先日ご紹介した思案橋の入口のこの門を入り、まっすぐ歩きます。
すると、カステラで有名な1624年設立の老舗・福砂屋の本店があります。福砂屋はカステラはもちろん、近年発売されたビスコチョというカステラのラスクのようなお菓子も私は好きです。
福砂屋本店から左を向くと、これまた風情のある景色が広がっています。丸山町と書かれた白と赤のちょうちん、きれかですねぇ。味わい深いデザインの建物もあります。この建物はどういう建物でしょうか。
この建物には「丸山町交番」と書いております。実は交番なのです。風情あるデザインですよね。
交番のすぐ近くには丸山公園があります。後ろにはとある人物の像が写っております。
こちらの記事でも風頭公園周辺で登場した坂本龍馬の像が、こちら丸山公園にもあります。土佐藩(現在の高知県)出身ながら、亀山社中を立ち上げたことなど長崎との関係が深い人物なことがわかります。
近くには坂本龍馬や勝海舟なども訪れたことがある料亭・花月があります。
丸山公園の別の入口には、今はすっかり数が少なくなった公衆電話がありました。携帯電話が普及した現在は、レトロな雰囲気を醸し出すようになりました。
丸山公園から少し歩くと、長崎検番があります。かつては花街として賑わっていた丸山には、現在も芸鼓の方々が在籍しており、その方々の事務所となっております。
こういうものを見かけると、風情を感じますね。
更に歩くと、梅園身代り天満宮へとつながる鳥居が見えます。
お、こんな所に猫がいますね。やっぱ長崎は猫が多かばい。
「学問の神様」と呼ばれる菅原道真公が祀られている天満宮にちなみ、これからも多くの学びがあり、そのことで社会の役に立てることを願いました。
綺麗な苔の写真も撮れました。こちらの記事での写真で苔の虜になってからは、私の中で苔センサーが動いています。
丸山町は、なかにし礼による小説『長崎ぶらぶら節』のゆかりの地としても知られています。したがって、このような石碑があります。
余談ですが、歌謡曲が好きな私は、なかにし礼作詞の楽曲では島倉千代子の『愛のさざなみ』や石原裕次郎の『わが人生に悔いなし』などの好きな楽曲があります。
お、こんな所にも猫がいますね。体格が良さそうで、迫力があります。
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今回は、長崎市・丸山界隈を散歩いたしました。このあたりの地区はかつて花街だったことがありその名残で独特の風情があります。長崎は歴史ある街ですが、その一部を垣間見ることができます。
ちなみに、本記事は冒頭でご紹介した名曲『長崎は今日も雨だった』で知られる内山田洋とクール・ファイブを聴きながら執筆いたしました。メインボーカルの佐世保市出身の歌手・前川清は、現在は歌手活動の他にも九州ローカルの『前川清の笑顔まんてんタビ好キ』という番組に出演しており、九州各地の人々との心温まる触れ合いをしております。
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