山田隆一公式サイト

117.曙、武蔵丸&小錦。♫イズラエル・カマカヴィヴォオレ

2023/05/29

※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。

...

前回の記事では、今月公開されたドラマ『サンクチュアリ -聖域-』や五月場所など、主に現在の相撲について書きましたが、今回は過去の相撲の歴史についての記事にいたします。

私は1993年生まれであり、いわゆる「若貴ブーム」の頃にはまだ生まれていないか、小さな子どもでした。子どもの頃、親も相撲をテレビで観戦していたことがあり、子どもながらに観ていたことがありました。当時、家では力士のことを「おすもうさん」と言っていたので、後に力士という言葉を知るまで「おすもうさん」が正式名称だと思っていたのは微笑ましいエピソードです。

さて、この「若貴ブーム」の頃に活躍していた3人の力士の偉業を称えた名曲があります。こちらの、イズラエル・カマカヴィヴォオレ(以下、愛称・イズ)というハワイのミュージシャンの『E Ala E』というアルバムに収録された、『Tengoku Kara Kaminari』という楽曲です。

この1995年に発表された『Tengoku Kara Kaminari』では、ハワイ出身の3人の力士、第64代横綱・曙関、後の第67代横綱・武蔵丸関、そして外国出身力士として初めて大関昇進を成し遂げた小錦関の偉業を称えています。それぞれの力士の名前はもちろん、出身の地区なども歌詞に登場し、異国の地である日本で活躍した英雄だと紹介しています。このお三方は、相撲をそれほど知らない人々にも知名度があるほどのご活躍を見せた方々です。

私のこの楽曲との出会いは、幼少期に家族でドライブに行った際にラジオから流れていた『山下達郎のサンデー・ソングブック』というラジオ番組で流れていたことがきっかけです。現在も放送されている、ミュージシャンの山下達郎が様々な楽曲を紹介するこのラジオ番組は、現在も時々聴いております。「Akebono, Musashimaru and Konishiki~♪」というフレーズが何度も流れ、印象的なこの楽曲は、子どもながら耳に残りました。

月日は流れ、2020年になりウクレレを始めた私は、ジェイク・シマブクロやハーブ・オオタなどハワイのウクレレミュージシャンに興味を持ち、様々な楽曲を聴いていました。その中で、このイズがウクレレで弾き語るこの『Tengoku Kara Kaminari』と再会し、幼少期にラジオで聴いて印象に残っていたことを思い出して「ああ、この曲懐かしい!」となりました。

こちらの『KOKUA FILMS HAWAII』という団体が制作したMVでは、ライブで時々日本語のMCも交えながら『Tengoku Kara Kaminari』を弾き語る様子が映されております。イズは当時の力士で最重量であった小錦関よりも重い340kgを超える体重で、その巨体から出される歌声は独自の迫力があります。歌詞で称えている3人の力士の映像も使用されており、感慨深い気持ちになります。

そして現在、相撲の魅力に気づき興味を持ちましたので、よりこの楽曲を聴くと、この楽曲で称えられている偉業を感じ取ることがほんの少しできたのではないかと感じます。

...

...

...

今回は、ハワイ出身の3人の力士である曙関・武蔵丸関・小錦関を称えた名曲『Tengoku Kara Kaminari』をご紹介いたしました。

このお三方はもちろん、「若貴ブーム」を支えた若乃花関・貴乃花関ご兄弟や、更に時代を遡り千代の富士関、大鵬関、双葉山関、そして私が生まれた上五島出身の佐田の山関など、歴代の横綱をはじめとした様々な過去の力士にも興味が出てきました。

現在の相撲と並行して、過去の相撲にも興味を持って、これからもいろいろと調べることでしょう。