86.誤字に、気づきやすい。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第12回】
2023/05/05
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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この「僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。」シリーズの前回の記事にて、小説が読めない(凹)特性を挙げましたが、私は文章の読み方が珍しいのだと自己分析しております。
私は、文章や字幕、テレビ番組のテロップなどで誤字があった場合、敏感に発見することができます(凸)。ASD当事者の中には、このように細かい違いに気がつきやすい特性を持つ人がいます。私もそのようなタイプだと自己認識しております。
最近は時代の流れで、インターネット上のニュースを読む機会が増えましたが、どこのニュースとは言いませんが、誤字を目にすることもそれなりにあります。もちろん本でも、正誤表が入っていることがあり、間違いは人間なのであります。間違うことは人間らしいことなので、悪質でなければ指摘することなどはしませんが、「ああ、間違っているな」と誤字があると敏感に反応してしまいます。
ただし、本ブログはカジュアルなものですので、私自身が誤字を書いてしまっていることも度々あると思いますが、そこはご愛嬌。正式な雑誌やニュースサイトなどに投稿するわけではないので、誤字の確認はそこまで厳密にはやっていません。
本ブログの文章には、私が自分自身で気づきにくい独自の細かいこだわりなどが反映されていると思います。書き手によって、それぞれ味のある文章が生まれますので、その違いを楽しむのも、文章を読むことの意義だと私は考えます。
また、正式な表記で記述することを心がけていることも、私のこだわりの1つです。例えばこちらの記事でも、大手コンビニエンスストアチェーンを、『セブン-イレブン』と表記しています。「-」が入るのが正式な表記だからです。『セブン-イレブン』ひとつとっても、『セブンイレブン』『7ELEVEN』『7/11』など、いろいろな表記法があると思いますが、私が記事を書く際は、できるだけ正式な表記で書くことが、こだわりの1つです。
こちらのカテゴリにて度々登場する、私がイタリアで留学した街・ヴェネツィアも、より原語の発音に近い「ヴェネツィア」表記を個人的には採用していますが(本当はより近いヴェネーツィアと表記しても良いですが、一般的なヴェネツィア表記を私も採用しています)、「ヴェネチア」表記や「ベネチア」表記ももちろん許容します。表記揺れの範囲内だからです。このように、やたら表記法にこだわりがあるのも、ASDの特徴の1つでしょう。
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今回は、誤字に敏感な点や表記法について述べました。この記事に関するご質問や、他に「このことについて書いてほしい」などのご要望がございましたら、いつでもこちらからお気軽にご連絡ください。