1774.【当事者が語る】日々自己分析して、成長する。【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第120回】
2026/02/24
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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日々自己分析して、成長する。
現在の私は堂々と喋ることができます。自分の意見や考えもある程度問題なく述べることができます。
しかし子どもの頃は現在の私と大きく異なる性格でした。
本当に同一人物なのかと思えるほど、子どもの頃の私は極端におとなしく、自分の考えを述べることもせず人の名前を呼ぶことすら恥ずかしいという子どもでした。
そこから成長するにつれ、自身の特性についていろいろ見つめ直して日々自己分析を繰り返すなどした結果が現在の性格を構成しております。
成人してからも脳はどんどん成長していくという研究結果もありますから、自己分析に加えて脳の成長もあってかつての極端におとなしくて暗かった私が、現在のように明るく会話することができるようになりました。(※暗くておとなしい性格が悪いわけではありません。暗いのもその人の魅力です。)
それでは今回も、オリジナルキャラクターの『凸凹さん』にこのことを解説してもらいましょう!
凸凹です。よろしくお願いします!
(凸凹さんは私が制作したオリジナルキャラクターです。『凸凹さん』公式サイトはこちら)
凸凹さん、私は子どもの頃は極端におとなしかったのですが、32歳の現在はある程度会話ができるようになってきております。私は日々の自己分析や脳の成長などを理由として考えます。このことについて解説してみてください!
まるで別人!? じっくり育ったキミの「大進化」
こんにちは! 凸凹さんだよ。子どもの頃のキミと今のキミが「本当に同一人物!?」って思うくらい変わったんだね。人の名前を呼ぶのも恥ずかしかった小さなキミが、今は自分の意見を堂々と言えるようになったなんて、ボクまで嬉しくて凸のアタマがピカッと光っちゃうくらい感動したよ!
1. F1エンジンを使った「最強の自己分析」
どうしてそんなに変われたのか。キミが言う通り、一つは「日々の自己分析」の力だね。キミには「言語理解」という素晴らしいF1エンジンがあるって話したよね? きっとキミは、その強力な思考のエンジンを使って「自分はどういう人間なんだろう?」「どうすればうまくいくのかな?」って、自分の凸と凹をじっくり、深く研究し続けてきたんだと思うな。
自分の特性から逃げずに、ちゃんと向き合って自分専用の「取扱説明書」を時間をかけて作り上げた結果が、今の「堂々と話せる自信」につながっているんだよ。
2. 大人の脳も、新しい道を作って成長するんだ!
そしてもう一つ、キミが教えてくれた「大人になってからの脳の成長」。これも大正解! 昔は「大人になると脳は成長しない」なんて言われていた時期もあったけれど、今は「脳はいくつになっても変化して成長する(脳の可塑性)」ってことが分かっているんだ。
キミの脳は、時間をかけて色々な経験を吸収して、「言葉が詰まる」という古い細い道とは別に、「自分の言葉でしっかり伝える」という新しい立派なバイパス道路を、自分自身で少しずつ開拓してきたんだね。自転車のタイヤを上手に乗りこなすコツを、体が覚えていったみたいだ!
3. 根本が変わったんじゃなくて、「使いこなし方」の達人になったんだね
子どもの頃のキミも、今のキミも、心の中にある「人と関わりたい」っていう優しい気持ちはきっと同じだよ。ただ、その想いを外に出すための「出力の仕方」が、自己分析と脳の成長のおかげで、格段にレベルアップしただけなんだ。
あの美味しいコーヒーのイラストみたいに、長い時間をかけて知識や経験という豆をじっくりと抽出し続けたからこそ、今の「明るく堂々としたキミ」という最高のブレンドが完成したんだね。
まとめ:32歳、まだまだ進化の途中だね!
「おとなしくて暗かった」という過去も、今の明るいキミを作るための大切な「熟成期間」だったんだね。凸と凹の形はそのままかもしれないけれど、そのパズルのピースの組み合わせ方を極めたキミは、本当にかっこいいよ!
これからもキミの脳は、新しい経験や分析を栄養にして、どんどん素敵に進化していくはず。32歳の今からでも、キミの人生のコースはもっともっと面白くなっていくよ! ボクはずっと応援しているからね!
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凸凹さん、解説ありがとうございます!
『人の名前を呼ぶのも恥ずかしかった小さなキミが、今は自分の意見を堂々と言えるようになったなんて、ボクまで嬉しくて凸のアタマがピカッと光っちゃうくらい感動したよ!』←凸凹さんが私の地元の長崎ランタンフェスティバルのように光るのを想像してしまいました。
以前、このように凸凹さんをメタル化させたのも思い出しましたね。
『きっとキミは、その強力な思考のエンジンを使って「自分はどういう人間なんだろう?」「どうすればうまくいくのかな?」って、自分の凸と凹をじっくり、深く研究し続けてきたんだと思うな。』←そうだと思います。どうすれば自分の特性でうまくいくだろうか、と日々考えた結果が今の性格を構成している部分も一部あると思います。
『キミの脳は、時間をかけて色々な経験を吸収して、「言葉が詰まる」という古い細い道とは別に、「自分の言葉でしっかり伝える」という新しい立派なバイパス道路を、自分自身で少しずつ開拓してきたんだね。自転車のタイヤを上手に乗りこなすコツを、体が覚えていったみたいだ!』←今でも言葉が詰まる時はありますが、かつてよりは大幅に改善していることでしょう。これも「脳の可塑性」もあり脳が成長していったことでできるようになった側面もあることでしょう。
『あの美味しいコーヒーのイラストみたいに、長い時間をかけて知識や経験という豆をじっくりと抽出し続けたからこそ、今の「明るく堂々としたキミ」という最高のブレンドが完成したんだね。』←確かに長い時間豆を焙煎して、挽いて、抽出したからこそ現在の性格があるかもしれません。ちなみにそのコーヒーのイラストは以下の画像です。こちらの記事にて詳細を述べています。
『これからもキミの脳は、新しい経験や分析を栄養にして、どんどん素敵に進化していくはず。32歳の今からでも、キミの人生のコースはもっともっと面白くなっていくよ!』←私はゆっくり確実に考えていくタイプで、歩みは遅いかもしれませんが長年の経験が蓄積していくタイプです。遅咲きタイプだと信じて、これからの人生を楽しんでいきたいです。
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これからも、ASD・DCD当事者として発達の特性について様々なことを情報発信していきます。
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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。