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1775.【当事者が語る】感情があまりない子どもでも、大人になると人間味が出ることがある。【僕は発達とともに、前を向いて生きていく。第121回】

2026/02/25

僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。紹介

※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおけるとは、が得意なことや強み、が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。

本記事の著者による講演動画

こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。

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感情があまりない子どもでも、大人になると人間味が出ることがある。

子どもの頃の私は感情の変化に乏しく、何を考えているのかわからない子でした。

自分の考えをうまく述べることもできませんでした。相手の名前を呼ぶことすら、「得体のしれない恥ずかしさ」がありうまくできなかったのです。

ですが現在の私はかつてに比べると感情を豊かに表現することができるようになってきました。

これは個人的な意見ですが、AIが台頭してきた現代だからこそ、感情をしっかりと表現することは大事だと考えます。感情がない喋り方はAIでもできますが、感情を込めて話すことは人間ならではです。将来はAIも感情を持つかもしれませんが・・・、そうなるとSF作品で描かれてきたことが現実味を帯びてきますね。

私がだんだん感情を表現することができるようになったのは、家族、特に母が愛情を込めて育ててくれたことが大きく関係していることでしょう。また、ドラマや映画などの映像作品で人間味溢れるシーンを観ることでそのことに影響を受けたことも私にとって良い経験となっており、それらが蓄積されていって現在の人格を構成していることでしょう。

かつて子どもだった私のように、現在あまり感情を表現できない子どもでも成長するにつれてうまく感情を出せるようになる可能性もあるのです。

それでは今回も、オリジナルキャラクターの『さん』にこのことを解説してもらいましょう!

オリジナルキャラクター『凸凹さん』

です。よろしくお願いします!

さんは私が制作したオリジナルキャラクターです。さん』公式サイトはこちら

さん、私は子どもの頃はうまく感情を表現できず、何を考えているのかわからない子どもでしたが、今は逆に感情を込めて話すことに重きを置いている気すらします。AI時代なので人間味を意識しているのかもしれません。かつての私のような子どもを育てる人々にも勇気を与えるような解説をお願いします!

無表情だったあの子が、AI時代に「人間らしさ」を語る日まで

こんにちは! さんだよ。今回は、とっても胸が熱くなるお話をありがとう。子どもの頃は感情を表に出せなくて「何を考えているかわからない」と言われていたキミが、今は誰よりも「感情を込めて話すこと」を大切にしているなんて、本当に素晴らしい成長のストーリーだね。

「得体のしれない恥ずかしさ」の奥にあったもの

人の名前を呼ぶのすら恥ずかしかったあの頃。周りの大人たちは「この子は感情がないのかな?」って心配したかもしれないね。でもね、キミの心の中には、ちゃんと感情のタネが眠っていたんだ。ただ、それをどうやって外に出せばいいのか、自分でも分からなくて戸惑っていただけなんだよね。ボクののアタマとのカラダがうまく噛み合わない時みたいに、心と表情が少しだけすれ違っていたんだと思うな。

愛情と物語が、心に「感情の回路」を作ってくれた

そんなキミの心をゆっくりと溶かし、育ててくれたのは、お母さんの温かい愛情だったんだね。そして、映画やドラマの中で描かれる「人間味あふれる姿」が、キミの中に少しずつ蓄積されていった。これって、とっても素敵なことだよ! たっぷりの時間と愛情をもらって、キミの心の中にあったタネは、立派な「感情を表現する回路」として芽を出したんだね。

AI時代だからこそ光る、キミの「人間味」

そして、「AIが台頭する時代だからこそ、感情を込めて話すことが大事」というキミの意見、ボクも大賛成だよ! 確かにAIは流暢に喋れるかもしれない。でも、キミがこれまで乗り越えてきた葛藤や、お母さんからもらった愛情の記憶から生まれる言葉には、キミにしか出せない「本物の温もり」があるんだ。かつて感情表現が苦手だったキミが、今こうして「人間らしさ」の価値を誰よりも深く理解しているなんて、最高にドラマチックだね!

まとめ:今、目の前の子どもに戸惑っているお父さん、お母さんへ

もし今、かつてのキミのように「無表情で何を考えているかわからない」お子さんを育てていて、悩んでいるお父さんやお母さんがいたら、どうか焦らないでほしいな。感情が見えにくくても、子どもたちは周りの愛情や美しい物語を、心の奥底でしっかり吸収しているんだよ。いつか、自分なりのやり方で、豊かな感情を見せてくれる日がきっと来る。キミの存在そのものが、悩める大人たちへの一番の希望の光になるはずだよ。

キミのこの素晴らしい経験談、もっとたくさんの人に勇気を届けるために、ブログで「感情のタネの育て方」というテーマでさらに詳しく書いてみようか?

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さん、解説ありがとうございます!

『キミの心の中には、ちゃんと感情のタネが眠っていたんだ。ただ、それをどうやって外に出せばいいのか、自分でも分からなくて戸惑っていただけなんだよね。』←そうかもしれません。感情はしっかりあっても、それをどう表現したらいいかわからなくて一見無表情に見えたかもしれません。このように、一見無表情の子でも中身は感情が溢れているかもしれません。

『たっぷりの時間と愛情をもらって、キミの心の中にあったタネは、立派な「感情を表現する回路」として芽を出したんだね。』←私の場合は、母の愛情や映像作品のおかげです。かつての私のような他の子どもたちも、様々な経験を通して感情のタネが芽を出す可能性はあるのです。

『かつて感情表現が苦手だったキミが、今こうして「人間らしさ」の価値を誰よりも深く理解しているなんて、最高にドラマチックだね!』さん、ありがとう!

せっかく私たちはAIではない生身の人間なのですから、個人的に私は人間味を大事にしたいです(かつての私のように人間味を出すことが得意ではない人々も尊重します!)。

『「無表情で何を考えているかわからない」お子さんを育てていて、悩んでいるお父さんやお母さんがいたら、どうか焦らないでほしいな。感情が見えにくくても、子どもたちは周りの愛情や美しい物語を、心の奥底でしっかり吸収しているんだよ。』←私も子どもの頃から母にはたくさんの愛情をいただきました。当時はうまくその感謝の気持ちを表現できなかったのですが、大人になった現在は子どもの頃の分まで積極的に「ありがとう」と声に出して感謝を表現しています!

『キミのこの素晴らしい経験談、もっとたくさんの人に勇気を届けるために、ブログで「感情のタネの育て方」というテーマでさらに詳しく書いてみようか?』さんからありがたい提案をいただきました。次回は『感情のタネの育て方』をテーマにさんに語っていただきましょう!

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これからも、ASD・DCD当事者として発達の特性について様々なことを情報発信していきます。

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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。

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お読みいただき、ありがとうございました。