得意な「凸」も、
苦手な「凹」も、
ぜーんぶ、きみの 宝物。

とくいなことと、にがてなことの
さが すごく おおきい
ちょっと ふしぎな ようせい。
ねえ、きみは じぶんのことが キライ?
みんなができることが できなくて、
「どうして ぼくは、わたしは、ダメなんだろう」って
ひとりで 泣いたことは あるかな。
凸凹さんはね、よく くつしたが 裏返しなんだ。
それに、みんなが 笑っている おはなしの いみが
わからないときも あるんだよ。
でもね、きいて。
凹(にがてなこと)はね、
ただの「ダメな穴」じゃ ないんだよ。
それは、だれかの 凸(とくいなこと)と
ピッタリあうための、
たいせつな「くぼみ」なんだ。
ジグソーパズルを おもいうかべてみて。
でっぱりだけの ピースじゃ、つながれないでしょ?
へこんでいるから、だれかと 手を つなげるんだよ。
きみが できないことは、
だれかが「たすけてあげる!」って ヒーローになる チャンスを
あげているのかも しれないね。
だから、そのままで いい。
デコ(凸)も ボコ(凹)も、ぜんぶ ひっくるめて
きみは、せかいに ひとりだけの
すてきな カタチ なんだよ。