1670.子どもの頃絵が上手く描けなくても(凹)、LINEスタンプを作れた(凸)。【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第103回】
2025/11/27
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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子どもの頃絵が上手く描けなくても(凹)、LINEスタンプを作れた(凸)。
私は発達性協調運動症(DCD)の特性もあり、特に子どもの頃は文字を書いたり絵を描いたりすることがうまくできませんでした(凹)。
多くの人々ができる折り鶴を折ることすらうまくできないくらいに、手先が不器用なのです。
図工や美術、書道や技術、家庭科の授業でどれだけ手こずったかは語りだすと止まらないことでしょう。体育となるとそれだけで一冊の本ができそうです。
こちらは私が子どもの時に描いた絵・・・
ではなく、大人になってから描いた絵です。今も上手に絵を描くことはできないのです。
こちらは私が制作したLINEスタンプです。
・・・え?
自分でも驚きです。絵を上手く描けない私でも、AI技術の進歩でLINEスタンプを簡単に制作できる時代がやってきたのです。
こちらの私が生成AI『ChatGPT』を使用して制作したオリジナルキャラクター『凸凹さん』を、
『Nano Banana Pro』という画像生成AI🍌を利用してスタンプにしました。
幸い、私は身体を動かしていろいろな動作をすることには問題を抱えること(凹)があるものの、パソコンやスマホなど電子機器の操作はそれほど問題がありません(凸)。
このことに中学校の頃の時点で気づいていた私は、美術の授業のアンケートで「パソコンを使って絵を描くこともしてみたい」とリクエストしてみましたが、実現しませんでした。
あれから20年ほどの時間が経ち、現在はパソコンを使っていろいろなものをバリバリデザインしています。
「問題作」をAI技術でリアルに!
良いことを思いつきました。先ほどの森の中の動物たちと思われる「問題作」を、Nano Banana Pro🍌の力でリアルな絵にしてみましょう!
プロンプト(指示文)は以下です:
「こちらの絵をまるでプロが描いたようなリアルな絵に直してみてください!思わず息を飲むような色鮮やかで美しい絵にしていただけると助かります!
完成したのは以下です。
Before
After
素晴らしい・・・素晴らしすぎる・・・!
冗談抜きで、感動して泣きそうになってしまいました。
私の元の絵の「動物のような何か」を何の動物かしっかりと読み取ってくれた上で、色鮮やかでインパクトのある絵柄に仕上げてくれました。
まさに、「迷作」が「名作」になった瞬間です。
このように、AIなど最新技術をうまく利用すれば、苦手(凹)を補うことができるのです。
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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。