778.【令和6年大相撲5月場所6日目感想】今日も業師・宇良関が見せた!無傷の6連勝!
2024/05/17
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夏場所6日目です。このあたりになると、早くも勝ち越しが近づいてくる力士が出てきますね。
それでは、本日も印象に残った一番をそれぞれ述べていきます。
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◯木竜皇‐若碇●
木竜皇の父親は元幕内・時津海関(先代の時津風親方)です。そして若碇の父親も元幕内・大碇関(現在の甲山親方)という、お互いの父親が元幕内力士の両者の幕下での一番です。
そんな両者が、長期戦となる一番を見せてくれました。
立ち合いから攻める木竜皇と、回り込む若碇。攻防が続くと、両者は右四つで長く組み合いましたね。その間、若碇は外掛けなどを試みるもうまくいきません。
そして木竜皇の攻めに、脚が広がってしまった若碇でしたがよく持ちこたえました!さらに土俵際に追い込まれた若碇でしたが、俵を使ってうまく持ちこたえました!2度も持ちこたえた若碇も素晴らしいですね!
最終的には木竜皇が下手ひねりを決めて、木竜皇の勝ちとなりましたが、負けた若碇も良い相撲を見せておりました。将来的にはこの両者の幕内での一番を観たい。そう思わせられました。
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●伯桜鵬関‐島津海関◯
幕内経験者の両者の対決です。島津海関がもろ差しから一気に送り出しての白星でした。
これで島津海関は今場所で初めての白星です。本日のような勢いでこれから遅れを取り戻せるのか、注目です。
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●狼雅関‐美ノ海関◯
攻防が続いていき、狼雅関が美ノ海関を追い込みましたが、美ノ海関は俵をうまく使って持ちこたえました!
その後は美ノ海関にとって有利な展開が続き、美ノ海関が動き回りながらよく攻めていき、狼雅関の背中をとらえてそのまま送り出しました。
こういった一番は見応えがありますね。美ノ海関、あそこでよく耐えました。
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●佐田の海関‐琴勝峰関◯
琴勝峰関が佐田の海関を右の上手で掴んで、そこから上手投げ!琴勝峰関が勝ちました。
投げられた佐田の海関が立ち上がるのに時間がかかり、再び土俵に上がる際も痛そうでした・・・心配ですね。
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●翠富士関‐明生関◯
翠富士関の攻めに明生関が引いていく戦法を見せ、その引きについていけなかった翠富士関を明生関がはたき込んで勝利しました!
明生関の引きの技術を見ることができた一番でした。
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●御嶽海関‐宇良関◯
5日目までで全勝していた力士同士の一番でしたので、私にとっても注目の一番でした。
立ち合いで低い姿勢でぶつかった宇良関。それを右のおっつけでどっしりと構える御嶽海関。勝負はどう動くのか・・・?
そして宇良関が後ろに動いた!この突然の動きに動揺した御嶽海関が体勢を崩して背中を見せてしまったところを宇良関が土俵外へ追いやりました!
今場所の宇良関・・・すごいですね!これで6連勝です。現在西前頭4枚目の宇良関は、大勝ちすれば再び三役に上がれる可能性もあります。
7日目以降も宇良関らしいテクニックあふれる相撲で会場を沸かせていただくことを期待してしまいますね。
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◯平戸海関‐阿炎関●
おお・・・!平戸海関が立ち合いでいきなりの突き落とし!一瞬で勝負がついてしまいました。
これで私の地元・長崎県出身の平戸海関は2勝目です。
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◯大の里関‐琴櫻関●
大関・琴櫻関が左の上手を取った!琴櫻関が有利な展開に・・・?と思いきや大の里関がその物凄い力で前に出ていき、琴櫻関を寄り切り!
大の里関、本当にすごい・・・!今場所新三役の大の里関は、早くも今場所2桁以上勝利し、大関昇進への足がかりを作っていきそうな予感です。
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◯豊昇龍関‐翔猿関●
今日の翔猿関も、その四股名らしくよく動き回りましたね。しかし大関・豊昇龍関はうまく対応しました!
右の上手をとった豊昇龍関が、左でかいなを返しながら翔猿関を寄り切りました!
これで大関は、2連敗からの4連勝です。本調子が戻ってきているようですね!
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◯王鵬関‐霧島関●
う~む・・・、大関・霧島関は今場所も調子が良くないようですね・・・。明らかに本調子ではないことでしょう。
今日の一番でも王鵬関の攻めに何もできずにそのまま王鵬関が霧島関をはたき込む形で勝利しました。
今場所カド番の霧島関。これはなかなか大変なことになってきましたね・・・。
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いやぁ、今場所の幕内はもちろん大の里関も大活躍ですが、宇良関もここまで業師としての実力をしっかり発揮し6連勝の大活躍です。
これからどのように星が動いていくのか楽しみです。
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そして本日、元幕内・琴恵光関の引退が発表され、年寄・尾車を襲名したそうです。
同じ九州の宮崎県のご出身ですので親近感もあり応援しておりました。今までお疲れ様でした。
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お読みいただき、ありがとうございました。