733.人と違って馬鹿にされた経験があるからこそ、こちらからは決して馬鹿にせず基本的に皆さまに敬意を払って感謝の気持ちで接したい。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第65回】
2024/04/18
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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私は自身の特性もあり幼い頃から喋り方や振る舞いなどが個性的で、目立つものがありました。
こういった子どもは、残念なことに「いじり」や「からかい」の標的になりがちです。
私も、喋り方や振る舞いなどをふざけて真似されたり、いじられたりした経験が何度もあります。
私自身は真面目に喋っていても、その喋り方がおかしいのかわかりませんが、それを馬鹿にされたことが何度もあります。
私がわざとふざけた喋り方をしていてそれを真似されるのは構わないのですが、真面目にしているのにそれを真似され、馬鹿にされることは気持ちが良いものではありません。
中には親しみを持って真似をする方々もいらっしゃいますが、悪気はなくても私のように不快に思う人々もいるということです。
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このように、いじられたり、馬鹿にされたりした経験が多いからこそ、私自身は同じことはしたくないと強く思うようになり、現在は基本的に様々な人々に敬意を払って接することを心がけるようになりました。
また、様々なことに感謝の気持ちを持つようにもなりました。この社会には、様々な感謝できることに溢れております。
例えば普段食べているものは、それを生産・輸送・調理・販売する人々など様々な人が関わっています。私はそんな皆さまに敬意を払い、感謝しております。
同様に、普段着ているものも、その生地の原料を生産してくれた方々、縫製してくれた方々、輸送してくれた方々、販売してくれた方々など様々な人々が関わっております。そういった皆さまへの感謝の気持ちも普段から表れております。
そして普段歩く道や立ち寄る建物も、それを造り、整備してくれた方々の存在がありますので、同様に敬意を払い、感謝の気持ちを持っております。他にも数え切れないくらい例を挙げることができます。
そうすると、いろいろな方々のおかげで私たちの生活が成り立っていることに気づきます。そう考えられるようになってからは、私は基本的に皆さまに敬意を払って接することを心がけております。
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余談ですが、以前本ブログで感謝することが好きな青年・大井誠を主人公とした小説『ありがと~い!』を執筆したことがあります。こちらもよろしければご覧くださいませ。
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今回は、自分の特性による個性を子どもの頃いじられた経験から、現在は敬意を持って人々と接することを心がけるようになったことについて述べました。
お読みいただき、ありがとうございました。