山田隆一公式サイト

720.【ビートルズ・ソロ曲】ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。【15位~11位】

2024/04/12

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本日も、『The 100 Best Beatles Solo Songs』というローリング・ストーン誌のランキングの楽曲を順番に聴いていきます。

今回は15位~11位です。

こちらはビートルズの4人のメンバー(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター)が、それぞれソロ名義で発表した楽曲を100位までランキングしたものです。

それでは、今回も始めます!

※こちらのランキングはローリング・ストーン誌によるものであり、私がつけたランキングではありません。また、個人的な感想が濃い記事ですのでご了承ください。

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15位 Photograph(1973年、リンゴ・スター)

リンゴのソロにおける代表曲として挙げられる中の1曲がランクインしました!

ビートルズ時代を共に駆け抜けたジョージとの共作となっているこちらの楽曲は、リンゴの温かみのある歌声に実に合いますよね。

切ない歌詞のこの楽曲ですが、リンゴのやさしい歌声のおかげで切なくなりすぎません。

伴奏も、この楽曲にやさしく寄り添っていることを感じます。ちなみにこの楽曲でピアノを弾いているのも、本企画ではもはやおなじみの、ニッキー・ホプキンスでした!

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14位 Instant Karma(1970年、ジョン・レノン)

ロック色が強いこの楽曲では、ジョンの力強い歌声を聴くことができます。

それにしても手拍子が印象的に用いられておりますが、こちらはビートルズのアシスタントを務めていたマル・エヴァンズという人物によるものだそうです。この方は主な活動はミュージシャンではなく裏方のほうだったようですが、実に印象に残る手拍子ですね。

他にもこの録音には、ジョンの妻のオノ・ヨーコやビートルズ時代に一緒だったジョージ、そしてビートルズの名曲『Don't Let Me Down』での名演でも知られるビリー・プレストンも参加しているそうです。

また、この楽曲ではタンバリンも用いられておりますが、タンバリンの演奏者は不明だそうです。こうやって誰が演奏したか謎な楽器があることは、いろいろと想像力を掻き立てられますから興味深いですね。

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13位 My Sweet Lord(1970年、ジョージ・ハリスン)

ここで来ちゃいましたね!

ジョージのソロ楽曲では最も有名な曲のうちの一つと思われる『My Sweet Lord』がランクインしました!

ジョージが絶大な影響を受けたインドの色が強い楽曲ですね。歌詞ではジョージが傾倒していたクリシュナについて歌われております。

それにしてもこの楽曲で多様されている「ハレルヤ」というフレーズは、偶然にも日本語的には「晴れるや」と聞こえますからこの楽曲を聴くと晴れ渡ったどこまでも続く大地の映像をイメージしてしまいます。

アコースティック・ギターの音色が印象的なこの楽曲ですが、ジョージ本人はもちろん、盟友のエリック・クラプトンなど合計5人のミュージシャンがアコースティック・ギターを演奏しているようです。

そしてドラムはリンゴによるものだそうです。やはりジョージとリンゴの相性は抜群ですね。

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12位 Jet(1973年、ポール・マッカートニー)

来ましたね!この楽曲、かっこいいですよね。

間奏のシンセサイザーの音色が印象的ですが、こちらは妻のリンダ・マッカートニーによるものだそうです。

デ~ン!デッデデ~ン・・・

イントロのフレーズが耳に残って特徴的ですので、すぐにこの楽曲の雰囲気に染まることができます。

リンダやデニー・レインによるコーラスの部分は、ついつい私も一緒に歌いたくなるほどノリノリになれる楽曲です。

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11位 Oh Yoko!(1971年、ジョン・レノン)

この楽曲は個人的に結構好きなのですが、こんな上位に来るとは予想できませんでした!

アルバム『Imagine』の最後に収録されている楽曲ですから、この楽曲を聴くとアルバムが終わることを連想してしまいます。

邦題は『オー・ヨーコ』ですから、オノ・ヨーコと字面がそっくりでシュールですね。もちろん、この楽曲はジョンが妻のヨーコに向けて書いた楽曲だそうです。

やはりこの楽曲でも、ニッキー・ホプキンスによるピアノ演奏が素晴らしく印象的です。

そしてジョン自身によるハーモニカの音色が、ヨーコに対する気持ちもあってか人間味に溢れており聴き応えがあります。

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このランキングも終盤になってきましたので、いわゆる「大人気曲」が続々とランクインしております。

個人的に『My Sweet Lord』はジョージの、『Photograph』はリンゴのそれぞれ一番上位にランクインすると思いましたがそんなベタな展開にはならないのがこういうランキングの面白さですね。

ランキングは記事を書くまでネタバレ防止のため見ないようにしているのですが、うっかり1位が目に入ってしまいましたがそれ以外はまだ知りません。

あと2回(10位~6位、5位~1位)、楽しみにしております。

お読みいただき、ありがとうございました。