716.パソコンやスマホは得意。だけど、セルフレジが苦手。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第63回】
2024/04/10
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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今回は、私の日常生活におけることについて述べます。
私はこちらの公式サイトを自らHTMLやCSSなどを用いて自ら制作し、Unreal Engineというソフトを用いて3Dマップを制作することや、GarageBandという作曲ソフトを用いて自らいろいろな楽曲を作曲していることなど、パソコンやスマホの操作は得意(凸)です。
機械の操作が得意なのであれば、セルフレジも得意というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私はセルフレジはあまり得意ではありません(凹)。
なぜそうかを本記事では説明します。
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なぜ、パソコンやスマホの操作が得意(凸)?
パソコンやスマホの操作は画面上で中心に行われます。そしてそれを操作するための画面やマウス、キーボードは決まった位置にあります。
このように、どこにあるかが決まっているものの操作であれば私は見通しがつきますから操作方法を覚えてしまえば楽に操作できます。
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なぜ、セルフレジが苦手(凹)?
私はセルフレジの画面をタッチする操作は特に問題はありません。むしろこちらの操作だけ切り取れば、得意です(凸)。これはスマホと似たような操作だからです。
しかし、セルフレジを操作する際は画面の操作だけでは完結しません。様々なものを購入することになりますので、それぞれを移動させ、バーコードを探し、機械に読み取らせなければなりません。
この動作は、見通しがつかない動きがたくさんあります。商品の形はそれぞれ異なる上に、バーコードの位置もそれぞれ実に異なります。私は慣れていないものに触れて操作することが得意ではありません。処理速度が遅いため、バーコードを探すのに時間がかかる傾向にあります。
この作業が得意な人々はセルフレジが楽なのかもしれませんが、私は多くの商品を購入する際はセルフレジではなく店員さんがいる有人レジがあるのであればそちらに並ぶ傾向にあります。セルフレジだと結構な時間がかかるからです。店員さん、いつもありがとうございます。
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私のようなセルフレジが苦手(凹)な人々への配慮を感じます
しかし、私のような人々にとっても楽にレジを済ませることができる仕組みが整ってきていることを感じます。
例えば、こちらの記事で述べているキャッシュレス決済です。動くものを掴む動作などがぎこちない私は、現金をやり取りする動作もゆっくりです。しかし、キャッシュレス決済であればこの動作を簡単に行うことができますので、文明の進歩を感じます。
また、例えばユニクロやGUで採用されている値札にICタグが埋め込まれており、カゴを入れるとバーコードを読み取ることがなく自動的に金額が表示される仕組みのセルフレジがありますが、この仕組みは実に画期的です!いつかすべてのセルフレジがこうなってほしいと思えます!そうなればセルフレジに対する苦手意識は完全に薄れることでしょう。
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今回はパソコンやスマホの操作は得意な私が、セルフレジの操作は苦手なことに関して述べました。
このように、日常生活を送るうえで些細なことですが、気になる点がありますので再び思いつき次第、述べていきます。
私にこのような点について述べてほしい、などリクエストがございましたら、お気軽にこちらからご連絡ください。良いアイデアを募集しております。
お読みいただき、ありがとうございました。