587.【診断名は参考程度】ASDだけど、幅広いことに興味を持つ。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第52回】
2024/01/19
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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よくASDの特徴で、「限定的な興味・関心」が挙げられます。
しかし、これは「ASD当事者はこの特徴を示すことが平均より多い」だけであって、「すべてのASD当事者がこの特徴に当てはまる」というわけではありません。
現に、私はASD当事者でありながら興味は全く限定的ではなく、幅広いことに興味を持ちます。幼い頃から好奇心旺盛で、いろいろなことを知りたがる子どもでした。
日々のニュースチェックは習慣であり、幅広いジャンルの情報収集をすることが好きです。
このブログでも、こちらのカテゴリ一覧をご覧いただくとわかるように、様々な話題について書いております。
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このように、いろいろなことに興味を持ってしまう私ですので、「会話の引き出しが多いね」と言われたことがあります。様々な話題についていきやすいことは、私の強み(凸)と言えます。
幅広いことに興味を持ち、「この世の中にはいろいろな考え方がある」ということを少しずつ感じつつあります。
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だからといって、私は当てはまらないもののASDの特徴として挙げられる「限定的な興味・関心」の特徴は短所(凹)かというと、必ずしもそうではないと私は考えます。
興味がある分野が狭いということは、その分野を集中して極めることができる可能性が高いということです。
1つの分野に特化できるからこそ、その分野において大きな成功をおさめることができる可能性(凸)を秘めているのです。
私はいろいろなことに興味を持ちたいタイプですので、ある特定の分野1つに特化するのではなく、様々な分野をいろいろと掛け合わせるタイプだと自己分析しております。
つまりは、どちらのタイプでもそれぞれの方法がありますから、どちらが良い、どちらが悪い、というわけではないと考えます。
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本記事では、ASDの特徴である「限定的な興味・関心」が、ASD当事者でありながら私には当てはまらないことについて述べました。
つまりは、診断名は参考程度なのです。「この診断名だから必ずこの特徴」というわけではないのです。人々には実に様々な個性があり、診断名で分類できるほどシンプルではありません。
診断名に囚われすぎている方々がいらっしゃいますが、現在の私は診断名には囚われていません。「社会がそう呼んでいるだけ」と割り切っております。。
どのような診断名があっても、「前向きに考える」ことがより良い人生を送るために大事だと考えております。
お読みいただき、ありがとうございました。