558.得意と苦手が極端だと、生きづらい。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第48回】
2023/12/26
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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私はこの『僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。』の連載で述べているように、得意なこと(凸)と苦手なこと(凹)が極端です。
例えば、私はこうやって一人で記事を書くことなど、一人で完結する物事に関しては高い集中力を発揮することができる(凸)のですが、誰かと協力して物事を成し遂げることは得意ではありません(凹)。
私は決して人付き合いを避けているわけではないのですが、誰かと協力して何かをする、ということに関しては上手にできません。
個人作業は、Sランクといえる高い能力を持っている反面、集団作業になると平均を圧倒的に下回る能力だと自己評価しております。私と行動を共にしてみると私が誰かと力を合わせて何かをすることが得意ではないことがわかりますが、文章では伝わりづらいですね。
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しかし、世の中には「一人でできる仕事」より、「誰かと協力する仕事」のほうが多い現実があります。
さらに、完全に「一人で完結する仕事」は存在せず、必ず他者が絡むことになります。
理想は私の特性にご理解のある方と共に仕事をすることですが・・・、そういった方と巡り合う確率と、その方が求めている人材に私が合致する確率をかけ合わせるとそう高くはないでしょう。
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今回は、凸凹の極端さによる生きづらさについて少し述べました。
繰り返しますが、私はこうやってブログで情報発信をしているように、人の役に立ちたいという気持ちがあり、人付き合いを避けているわけでは決してありません。むしろ、豊かな人間関係を持ちたいという気持ちがあります。ただ、それにもかかわらず集団での作業が著しく得意ではないという現実があるのです。
お読みいただき、ありがとうございました。