515.【ビートルズ】ローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に聴く。【60位~56位】
2023/11/24
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本日もローリング・ストーン誌『100 Greatest Beatles Songs』を、順番に引き続き聴いて、自由に感想を述べていきます。今回は60位~56位です。
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60位 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
なるほど・・・!
前回ご紹介いた61位が『With A Little Help From My Friends』でしたから、上から順番に聴いていくと見事につながりますね。今回は下から聴いていったのでシュールな感じになりましたが、上から聴くときれいです。
『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』という架空のバンドをコンセプトにした同名のアルバムの1曲目です。アルバムを通して聴くと、凄まじい作品に仕上がっていますね。いろいろな曲調があり、やはりビートルズは幅広い曲調があることを思い知らされます。
それにしても、この『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』というバンド、リーダーと思われるサージェント・ペパーと、リンゴが扮したビリー・シアーズ以外のメンバーの名前が作中では言及されていませんよね。このアルバムの楽曲で、おそらく今後ランキングに登場するであろう『Lucy in the Sky with Diamonds』のルーシーも、メンバーなのかな・・・?と勝手に解釈してしまいました。おそらく違いますね。
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59位 I Want You (She's So Heavy)
この楽曲がお好きな方には申し訳ありませんが、私はこの楽曲がこの順位は高すぎると思ってしまいますね。それだけこのランキングが、一人ひとりで順位の評価が激しく分かれるのも興味深いですね。それだけ楽曲の好みが人それぞれであることです。
アルバム『Abbey Road』では長い長いこの楽曲の後に、大名曲の『Here Comes the Sun』が流れますから、私にとってはそれまでの辛抱、という位置づけになってしまっています(繰り返し、この楽曲がお好きな方には、申し訳ございません!)。
ブルースを感じる曲調や、印象的なベースラインはコピーした方も多いことでしょう。
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58位 I've Just Seen a Face
うわぁ・・・!
イントロからなんというか、甘酸っぱい気持ちにさせられる楽曲ですよね。ノリノリなリズムも本当に好きです。
一目惚れについて歌われていますが、まさにこの歌詞のような状況になってしまった人は数知れずいることでしょう。それだけ、どの国でも、どの時代でも普遍的な一目惚れについて歌われています。
「I'll dream of her tonight」という歌詞から着想を得たと思われる『夢の人』という邦題にもグルーヴを感じますね。
やはりカントリーやフォークの楽曲となっているようですから、私が好きになりやすい曲調ですね。ポールらしく、ポップな名曲です。
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57位 I'm Only Sleeping
やはりジョンは、こんな気だるい感じの曲を書かせると才能が溢れ出しますね。
聴いていると、良い意味で眠たくなってきますね。これは楽曲が退屈なわけではなく、眠そうに歌うジョンの気だるい歌声が素晴らしいからです。
ジョージによるギターが逆再生されていることなど、実験的な手法も用いられた楽曲のようです。
ゆったりした雰囲気の楽曲ですが、リンゴによるドラムは確かなリズムであり、ドラムを集中して聴いていると、リンゴが「起きろよ、ジョン」と呼びかけているようですね。
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56位 I'm Down
おお・・・!
この曲がこの位置に来るとは思い切りましたね。シングル『Help!』のB面としてのみ収録され、アルバム未収録のため主に『パスト・マスターズ』で聴くことになるこの楽曲ですが、目立たない楽曲ながら確かな名曲です。
低音の「Down~♪」のコーラスが好きです。この楽曲が発表されたのは1965年ですが、後にヘヴィメタルの発明者のうちの一人とも称されるポールの激しい歌声が光りますね。そういった面も評価されてB面曲ながら高いこの順位にいるのかもしれません。異論はありませんね!やっぱり好きな楽曲です。
どうやら、ロックンロールの発明者の一人である、リトル・リチャードの影響を受けた楽曲のようです。確かにこの歌唱法はリトル・リチャードを感じますね。
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『I'm Down』がこの位置に来るとは予想外でしたが、じっくり聴いてみると確かに納得でした。これからも、B面曲が大逆転の上位ランクインがあるかもしれませんので、楽しみにランキングを下から順番に聴いていきます。
お読みいただき、ありがとうございました。