山田隆一公式サイト

494.【ビートルズ】ついに発表!2023年現在の最新技術で、新たな曲も収録され生まれ変わった50周年の、「赤盤」「青盤」。(その6)【『The Beatles 1962–1966(Red Album)』・『The Beatles 1967-1970(Blue Album)』】

2023/11/15

「赤盤」「青盤」を自由に語る本企画も、本日で一区切りといたします。それでは、引き続き「青盤」を語ります!

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『Let It Be』は、何度聴いても本当に良い曲だ。いろいろなところで流れている曲のため、「ビートルズ」というバンド名を知らなかった子どもの頃からいろいろなところで耳にした曲ですが、やっぱり何度聴いても心にグッと来ます。

コード進行もかなりシンプルなため、ウクレレを購入した際に、ウクレレを手にしたその日に早速このコードを弾いてみたことを思い出します。それだけ簡単に弾けるコードながら、これほどにまで深みのある楽曲を生み出せるポール・マッカートニーの才能を改めて感じます。

また、この楽曲に登場する「Mother Mary」とは、聖母マリアのことでもあり、ポールが14歳の頃に亡くなった母親、メアリー・マッカートニーのことでもあるようです。

こちらの動画の55秒ごろにて、ポールご本人が『Let It Be』を書いた際のエピソードを語っております。亡くなった母親が夢に出てきたとのことですが、これが事実なら本当に尊い名曲です。

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『Across the Universe』も不思議な楽曲です。曲名の通り、ジョン・レノンが宇宙を駆けている様子をイメージしてしまいますね。

インドの思想の影響を受けた様々な楽曲があるビートルズですが、この楽曲もインドの影響が強いです。以前、ビートルズとインドの関係について記事にまとめましたが、イギリスとインドが歴史的に関係の深い関係があることもあり、ビートルズがインドの影響を受けるようになったのではないかと考えます。

もしビートルズがインドの影響を受けなかったら、ビートルズの活動中期や後期の楽曲は大きく異なるものとなっていたかもしれませんね。

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『The Long And Winding Road』は、やっぱり哀愁がすごいですね。こちらのバージョンも好きなのですが、個人的には『Let It Be...Naked』に収録されたバージョンのほうがより寂しさが増した感じで好きです。

この楽曲を録音したポールは当時20代ですが、なんというか、現在のポールの歌声に近い、老成した雰囲気を感じます。

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そして2023年版の新「青盤」の最後を締めくくるのは「最後の新曲」として先日発表された『Now And Then』です。

在りし日のジョンの歌声と現在のポールの歌声の共演、というだけでも感動しますね・・・。こちらの記事や、こちらの記事にてすでにご紹介したため詳細に述べることは避けますが、何度聴いても2023年現在にビートルズが「新曲」として発表したという事実には本当に尊さを感じます。

『Now And Then』のシングルは、ビートルズの本国イギリスでは、『The Ballad of John and Yoko(ジョンとヨーコのバラード)』以来54年ぶりにシングルで1位になったようです。もちろん、売上だけでは語れない現代のポピュラー音楽史に多大なる功績を残したバンドですが、こうやって売上記録でも伝説を残すのはさすがですね。

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今回まで、2023年版の新「赤盤」「青盤」の感想を自由に述べました。

どの楽曲について述べるかは記事を書く時の気分で選曲するため、取り上げなかった楽曲もございますが、今後新たなビートルズについての記事を書くにあたって取り上げるかもしれません。

今後もおそらく、ビートルズ関連の記事が続くことが予測されますが、よろしければお付き合いくださいませ。

ご覧いただき、ありがとうございました。