山田隆一公式サイト

441.小説『おれたち、鶴咲サンクス!』第17話 アタシと、鶴咲サンクス。

2023/10/18

※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。

...

浦西杏菜うらにしあんなは、鶴咲大学教育学部の1年生だ。大学の音楽サークルに所属し、鶴咲サンクスのメンバーとしても活動している。ギター担当で、バンドの紅一点だ。

「Oi!Oi!Oi!浦西サン、今日は最後までいいのか~い?」

鶴咲サンクスのベース担当・大井誠おおいまことが浦西を気遣う。

「はい!アタシ、今日は予定ないので、最後まで練習できますよ!」

「Great、それは良かった。浦西、いつもbusy、忙しそうにしてるから、rest、休憩も大事だぞ。バンド練習が休憩と言えるかはわからないが。」

鶴咲サンクスのリーダーでフロントマンの羅門譲らもんじょうも浦西を心配する。

「大丈夫ですよ!バンド練習で、充電してます!」

「いやぁ、若いって良いですね。私は思いっきりドラムの練習をした次の日は疲れがすごいですよ。」

鶴咲サンクスでドラム担当の、音楽サークルの顧問も務める吉野常幸よしのつねゆき教授は他のメンバーと年齢差がある。

...

「よし、today、今日の練習はこれで終わりだ。Everybody、みんな、お疲れ様!」

「今日もありがとうございました!アタシ、今日も楽しかったです!」

浦西は真面目な性格だ。

「(よし、家に帰ってからレポートと、講習会の予習をしようっと!)」

浦西は、頑張りすぎてしまう。

ちなみに浦西は東京出身だ、地方都市である鶴咲で初めての一人暮らしをしている。1年生の浦西は、一人暮らし1年目だ。

...

こうして浦西は、帰宅した。

<杏菜、ちゃんと睡眠は確保するのよ。>

<お母さん、ありがとう!アタシ、気をつけるよ!>

浦西の母も、頑張りすぎてしまう浦西を心配している。

「(よし、今夜も頑張ろう!)」

明日の授業は8時50分からだ。そして今の時刻は23時20分。語り部として、寝ておいたほうがいいと思うのだが・・・。

...

「(寝ようっと!)」

眠りにつく頃には深夜1時30分になってしまった。

...

つづく