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410.小説『おれたち、鶴咲サンクス!』第5話 シャワーの時以外、革ジャンの男。

2023/10/06

※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。

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羅門譲は、伯父たちとカレーを食べ終えてからしばらく部屋でくつろいだ。

「譲くん、シャワーどうぞ~!」

「亜樹子さん、thanks、ありがとう。それでは失礼します!」

羅門は意外と控えめな性格だ。シャワーは他のみんなが入ってしまったあと、最後で良いという。

こうして羅門はシャワーを浴びた。さすがにこの時には愛用している黒革のダブルライダースジャケットを脱ぐ。

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シャワーからあがったあと、羅門は再びこの革ジャンを着る。可能な限り着ていたいようだ。

「譲くん・・・、革ジャン動きづらいだろう?寝る時くらい脱いだらどうだい?」

浩が心配する。

「伯父さん、don't worry、心配いらないよ。おれは可能な限り、コイツをずっと着ていたいんだ。」

「無理はしないでくれよ。」

こうして、羅門は部屋へと戻った。

<羅門さん、今日もお先に抜けて失礼いたしました!>

羅門が組んでいるロックバンド・鶴咲サンクスの紅一点、浦西がメッセージアプリ『SIGN』で律儀に連絡をしてくれていた。

<Don't worry、大丈夫だ。次はまた一週間後に集まろう。よろしくな。浦西、いつも忙しそうだがちゃんとrest、休めてるのか?無理はするなよ。>

<お気遣いありがとうございます!アタシは大丈夫ですよ~!それではおやすみなさい!>

浦西はこのメッセージの後に、鶴咲のマスコットキャラクター『ツルサッキー』が「おやすみ」と言っているかわいいスタンプを送った。

羅門はこのスタンプに、自身に似ている革ジャンの男のキャラクターが「Good night(おやすみ)」と言っているスタンプを送った。

こうして寝る準備を済ませた羅門は、眠りにつくのであった。

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つづく