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377.【令和5年大相撲9月場所12日目】勝ち星単独トップの熱海富士関に、関脇・大栄翔関が立ちはだかった!

2023/09/21

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秋場所12日目、いよいよ終わりが見えてきております。本日も見ごたえのある一番、ありましたね!個人的に印象に残ったものをご紹介いたします。

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まずは私が住む長崎県出身の幕下上位・對馬洋と、新十両・高橋関による一番です。高橋関、一方的に勢いのある押し出しにより一気に白星を勝ち取りました!これで7勝5敗、勝ち越しに王手です!對馬洋は3勝4敗で今場所を終え、負け越しが決まりました。次回の地元・九州場所でのご活躍を期待いたします。ぜひいつかまた、関をつけてお呼びしたいものです。

天照鵬関と天空海関の対戦では、天空海関の豪快な掛け投げが決まりました!勝ち越すためには負けられない天空海関の意地が見られた一番でした。

北の若関と大の里関による一番では、一見大の里関が有利な組み合いかと思われましたが、その流れをぶち壊した北の若関の上手投げで、北の若関の勝ちでした。これで勝ち越し王手となった北の若関!このまま勝ち越し、新入幕へ望みをかけることができるのか注目いたします。大の里関はこれで2敗目となりました。既に10勝している大の里関、これからどれだけ星を伸ばせるか。こちらからも目が離せません!

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琴勝峰関と長崎県出身・平戸海関の対戦では、右四つの体勢となってから勝機をうかがった平戸海関が突き落としを決めて白星です。今場所も既に負け越しとなってしまっている平戸海関ですが、幕内で様々な相撲を取り、経験を積み上げていく様子をこれからも見ていきます。

大きな剣翔関に立ち向かったのは、小さな宇良関でした。前廻しを掴むことなど、果敢に攻めていく宇良関。そして最後には掛け投げが決まり、ゆっくりと剣翔関が投げられ、宇良関の白星となりました。小兵ならではの魅力的な相撲を本日も見せてくれた宇良関は、これで6勝6敗で星が五分です。これから勝ち越すことができるのか、注目いたします。

千代翔馬関と玉鷲関による一番では、玉鷲関がよく攻めておりました。終盤の振り向いてからすくい投げを決める動作に、会場も大盛りあがりです。これで玉鷲関、12日目にして今場所初白星です。11連敗しながらも本日も土俵に立った玉鷲関を、会場の人々も温かい目で見守っていたことでしょう。38歳の大ベテランの残りの今場所の相撲も、応援したくなりますね。

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新三役・小結の錦木関と元大関・高安関の一番では、両者、よく戦っておりました。そして高安関のはたき込みが決まり、高安関が3敗を守りました。これでまだまだ初の幕内最高優勝が狙える位置となっております。高安関の今場所の残りの相撲はどのようになるでしょう!

そして、本日私が最も注目していた一番である関脇・大栄翔関と今場所現在のところ勝ち星トップ独走中の熱海富士による一番。大栄翔関、強かった。それでも熱海富士関は関脇相手に良い勝負をしておりました。引き落としにより白星を獲得した大栄翔関の関脇としてのプライドを見ることができた一番でした。これで2敗の熱海富士関、まだまだ単独トップです。明日はなんと、同じく優勝争いをしている大関・貴景勝関との一番が組まれました。これは明日の私が最も注目する一番になりましたね。大関は勢いのある熱海富士関を引きずり落とせるのか、注目です!

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結びの一番の豪ノ山関と大関・豊昇龍関の一番では、立ち合いから大関を圧倒する豪ノ山関の勢いを見ることができました。しかしあっという間に形勢逆転、突進をするように力強く豪ノ山関を押し出して、豊昇龍関の白星となりました。これで豊昇龍関、6勝6敗を星を五分に戻しました。先場所は見事に初優勝を決めて大関に昇進することができた豊昇龍関。今場所前には優勝候補にも名前が挙がっておりましたが、苦戦しております。試練といえる今場所、勝ち越してカド番を回避できるのか注目です。

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いやぁ、熱海富士関も良い相撲でしたが大栄翔関が強かったですね。明日の秋場所にも、注目です。