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350.【令和5年大相撲9月場所3日目】3大関撃破!北勝富士関の大活躍に、沸く。

2023/09/12

秋場所3日目も、いろいろな一番が繰り広げられました。私が印象に残った取組をいくつかご紹介いたします。

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まずは十両、志摩ノ海関と大の里関の一番です。志摩ノ海関に全く隙を与えず、その大きな体から繰り出されるパワーで大の里関が志摩ノ海関を一気に押し出しました。これで3連勝です。新十両の大の里関ですが、その勢いからこれから番付を駆け上がっていく様子が見えてきます。

獅司関と千代栄関による一番では、いなされた獅司関でしたがいなし返し、千代栄関を送り出しました。十両として2場所目の獅司関、これからも注目していきます。

狼雅関と北の若関による対戦では、一時期追い込まれた北の若関が瞬時に体を入れ替えて寄り切りました。これで北の若関、3連勝です。この勢いで来場所には入幕となるか、注目していきます。

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幕内では、まずは琴勝峰関と佐田の海関による一番です。24歳と36歳、実に一回りの年齢差ですが、今回は36歳・佐田の海関の勢いある相撲を見ることが出来ました。これで3連勝です。その押し出しに、実況していた方も「良い攻め」だと話していました。ちなみにこのサイトをご覧いただくとわかるように、私は緑は特に好きな色です。佐田の海関の締め込みは、良い緑色ですね。

同じく緑系統の色のまわしの新三役・錦木関は、元大関・朝乃山関と対決いたしました。先場所に大活躍をした錦木関、本日も強かったですね。昨日には良い相撲を見せてくれた朝乃山関相手に、右四つで組み合った末に上手投げで白星となりました。錦木関、今場所も強いですね!先場所2日目の横綱を破った際の嬉しそうなインタビューから応援したくなりましたので、今場所も引き続き応援しております。

そして本日は、何と言ってもこの一番は外せないでしょう。大関・霧島関に挑んだのは、先場所優勝争いを繰り広げ今場所も2日目までで2大関を破り好調の北勝富士関です。霧島関が組もうとするも北勝富士関は華麗にかわし、まわりこんで果敢に攻めていきます。その後も北勝富士関が優勢となる形で攻め込んで、最終的に霧島関を寄り切りました。

3大関撃破!北勝富士関、すごい!

最初の3日間での間違いなくMVPといえる大活躍の北勝富士関です。先場所で優勝決定戦に破れた悔しさがにじみ出ておりましたので、その悔しさをバネに稽古に取り組んだのかもしれません。画面越しからも北勝富士関の気持ちが溢れる相撲を目の当たりにし、鳥肌が立ちました。3日目でこれを語るのは早いかもしれませんが、先場所果たせなかった優勝を予感させるような大活躍です。北勝富士関、これからも応援しております!

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いやぁ、力いっぱいの一番を見ると、心が動かされますね。この心の動き具合こそが、大相撲観戦の醍醐味ですね。

秋場所4日目も、注目していきます。