328.「多様性」について。【僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。第36回】
2023/09/03
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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この世界には、実に様々な人々がいます。つまり、多様性に富んだ世界だと言えます。
例えば、好みは人それぞれなのは本当に興味深いです。誰もが好む食べ物はない、誰もが好む人はいない。逆に、誰もが嫌う食べ物もなく、誰もが嫌う人もいない。その事実からも、この世はよくできたものだと感心いたします。
私がこの「僕は発達凸凹でも、前向きに生きていく。」カテゴリの記事で述べているような私の凸凹の特徴は一例であり、この世界には得意なこと(凸)と苦手なこと(凹)が人それぞれ異なっております。
私は、この多様な人々がいるという世界を認識し、それぞれの人々がお互いの凸の部分で、相手の凹の部分を補い合える社会が理想であると考えます。
こうやって自分自身の特性をいろいろと述べている私ですが、それ以上にこの世界にはいろいろな人々がいるということを認識することを重視しております。
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私は「多様性」を理解する第一歩として、「私を批判する人がいても当たり前」という気持ちを持っております。むしろ、感情論ではない建設的な批判は、私に新たな考えを与えてくれるかもしれません。
私がこうやっていろいろと考えを発信して、それに同調してくれる方もいる、しかしそれに異を唱える方もいる。それが「多様性」なのです。
私は一意見を書いているに過ぎず、考えを押し付けているわけではございません。それに同調するかしないかは相手次第ですので、私はどうしようもありません。
基本的に「いろいろな考えがあっても良い」、「いろいろな人がいても良い」と私は考えております(ただし、犯罪行為など人に迷惑をかけることは良くないことですが)。
このような「多様性」に対する考えの土台のもと、これからもいろいろなことを書いていきます。
それでは、本記事をお読みいただき、ありがとうございました。