273.小説『ありがと~い!』第48話 バンドの紅一点に、ありがと~い!
2023/08/08
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、先程知り合った羅門譲と音楽サークルの部室で過ごしている。残りの2人のメンバーは、これから来るらしい。
「このバンド、おれがボーカルとしてsing、歌ってるんだ。そして大井にはベースを担当してもらいたい。」
「じゃあ、これから来る2人はギターとかドラムか~い?」
「That's right、その通りだ。」
「ボーカル・ギター・ベース・ドラムの4人編成、王道でいいぞ~い!」
「だろ?だからベース担当でいいやつがいないか、おれはlook for、探してたのさ。」
このようなことを話していると、部室のドアが開いた。
「羅門さん、お疲れさまです!今日もこれから練習ですよね?」
「(Oi!Oi!Oi!女性の声だぞ~い!)」
部室に入ってきたのは、長い黒髪で、白の「ROCK'N'ROLL」という文字が大きくプリントされているTシャツに、青のダメージジーンズという風貌の女性が入ってきた。
「鶴咲大学教育学部1年、浦西杏菜(うらにしあんな)です。ギターをやらせてもらってます。よろしく!」
「(Oi!Oi!Oi!この風貌で教育学部なのか~い!?)」
「浦西はバンドの時はlike this、こんな感じだけど、普段は真面目そうな格好してるんだよなぁ。」
「緩急がついてて、いいぞ~い!」
「その格好・・・もしかしてOi!好きなんですか?」
「そうだぞ~い!最近Oi!に興味持っていろいろと調べてるぞ~い!」
「しかもこいつ、大井ってname、名前なんだぜ。面白いだろ。」
「それは面白いですね!」
こうして浦西さんも交えて、残り1人のメンバーを待つこととなった。
「残りの1人、ドラム担当はおれらよりだいぶ年上の男性だ。もうすぐ来ると思うから待っててくれ。」
「じゃあ、浦西さんの紅一点だぞ~い!」
「そういうことになりますね。アタシはロックンロール好きなんですけど、なかなか周りに話が合う人がいなくて。勧誘してくれた羅門さんに感謝してます。」
「おれも、浦西がバンドにjoin、参加してくれて、感謝してる。」
「オレも、浦西さんにお会いできたことに、ありがと~い!」
「そのありがと~い!って面白いですね!」
残り1人のメンバーは、そろそろ来るらしい。
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つづく
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