248.小説『ありがと~い!』第37話 パンを作ってくれた皆サマに、ありがと~い!
2023/07/28
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、朝食を食べようとしている。
「チョコクリームパン、おいしそ~い!」
大井の今日の朝食は、チョコクリームパンだ。朝にそれほどゆっくりできない人々にとって、手軽に食べられるこのようなパンはありがたい。
「ありがと~い・・・、ありがと~い・・・。」
大井は何をしているかというと、コーヒーをドリップしている。陶器のドリッパーに紙のフィルターを装着し、その中に粉状のコーヒー豆を入れる。歯磨きをする前にお湯を沸かしていたのだ。
コーヒーをドリップするときに、「ありがとう」と感謝しながらドリップしている方をテレビで見かけて、自分も実践しようと思い、ありがと~いと呟いている。
「今日も朝食が食べられることに、ありがと~い!いただきま~す!」
こうして大井は、本日の朝食・チョコクリームパンとドリップコーヒーをいただく。
「Oi!Oi!Oi!今日もチョコクリームパン、おいしいぞ~い!」
数ある菓子パンの中でも、大井はチョコクリームパンがお気に入りのようだ。
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「このパンを作ってくれた皆サマに、ありがと~い!」
「このパンを運んでくれた皆サマに、ありがと~い!」
「このパンを売ってくれた皆サマに、ありがと~い!」
「このパンの材料となった小麦を栽培してくれた皆サマに、ありがと~い!」
「このパンのチョコクリームの原料のカカオ豆を栽培してくれた皆サマに、ありがと~い!」
「このパンを甘くするための砂糖の原料を栽培してくれた皆サマにも、ありがと~い!」
「コーヒー豆を栽培してくれた皆サマに、ありがと~い!」
「コーヒー豆を輸入してくれた皆サマに、ありがと~い!」
「コーヒー豆を焙煎してくれた皆サマに、ありがと~い!」
「コーヒー豆を淹れやすく粉状にしてくれた皆サマに、ありがと~い!」
「コーヒー豆を売ってくれた皆サマにも、ありがと~い!」
「そして、このパンとコーヒー自体にも、ありがと~い!」
「ごちそうさまでした~!」
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大井は、この朝食で感謝できることを思いつく限り挙げて、声に出して感謝した。
朝食を終えた大井は、大学に通学する準備を進めるのであった。
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つづく
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