242.小説『ありがと~い!』第34話 Thanks a lot-Oi! for the beautiful scenery from the train window.(電車の窓からの美しい景色に、ありがと~い!)
2023/07/25
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、ノース・ジョンスティックからロンドン行きの電車の特等席に乗り、アフタヌーンティーコースを楽しんでいる。
「(Oi!Oi!Oi!Oi!今まで食べたことない味だぞ~い!なんだこのお~いしさ!?)」
お菓子も紅茶も、初めての味だ。大井は海外に行ったことがないなか、なぜか1980年のイギリスに突然いるという状態なので本場の味が初めてなのは当然だ。
「(ジェーンサンのチケットと同じ虹色に輝くこのコース、ハンパじゃないぞ~い!)」
大井は、このコースをゆっくりと味わっている。
「(Oi!Oi!Oi!外、綺麗すぎないか~い!?)」
電車の窓の外には、イギリスの田舎の自然風景が広がっている。10月なので、ところどころ紅葉が目立ち、非常に美しい風景となっている。様々な緑、黄色、オレンジ、赤のグラデーションが広がっており、幻想的とさえ思える。
「You're so lucky, sir. This is just one of the best sceneries of a year around here.(あなたはツイていますよ。こちらはまさにこの辺の一年で最も美しい景色の一つですよ。) 」
先程の車内販売をしてくれた職員さんが、大井に話しかけた。
「Wow, really!? It will be my unforgetable experience, absolutely!(わぁ、本当ですか!?絶対忘れられない経験になります!)」
大井は、その美しい風景に感動している。
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「(Oi...Oi...Oi...眠くなってきたぞ~い・・・。)」
大井はアフタヌーンティーコースを食べ終えた上に、美しい景色にうっとりしたこともあり、眠くなってきた。
「(ロンドンまでまだ時間あるし、眠っとくか~い・・・?)」
大井は、ウトウトし始めた。
「Zzz...Zzz...Oi...Zzz...Zzz...Oi...Oi...Oi...」
つづく
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