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236.【令和5年大相撲7月場所14日目】伯桜鵬関が今日も魅せた!ついに明日は、千秋楽。

2023/07/22

※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。相撲初心者ならではの視点をお楽しみください。

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名古屋場所もついに14日目となり、明日で千秋楽となりました。本日も手に汗握る一番がいくつもありました。

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まずは、幕下の大の里と十両の英乃海関の一番です。大の里にとっては勝ち越しをかけた一番となりました。アマチュア横綱2連覇など輝かしい実績をあげて先場所で幕下付出10枚目の地位で満を持してデビューした大の里ですが、今場所は苦戦し、3勝3敗としていました中での取組となりましたが、大の里が気合いの入った相撲で英乃海関を寄り切り、4勝3敗として勝ち越しを決めました。次場所で十両に上がれるかどうかは、他の力士との兼ね合いや番付の動き次第だと言われております。現在の幕下力士の中でも最も注目されていた方のうちの一人ですから、そのプレッシャーの中での勝ち越し、お疲れ様でした。

白鷹山関と長崎県出身の對馬洋関の対決では、對馬洋関が寄り切って白星を獲得しました。明日の千秋楽でも、白星で飾れるよう応援いたします。

千代栄関が挑んだのは、東白龍関。この一番では東白龍関が千代栄関を押し出したことにより綺麗に決着がついたかと思いきや、物言いがつきました。ん?どちらが先に土俵から出たかなど微妙な場面があったかな?と思いました。なぜ物言いがついたかと言うと、東白龍関が千代栄関の髷を掴む反則をしていたのではないか、と言うことでした。その結果、東白龍の反則負けで千代栄関の勝ちとなりました。なるほど、髷を掴んでしまうとこうやって反則負けになるんだな、と今回の一番を観たことで学ぶことができました。これで千代栄関は8勝6敗で勝ち越しが決まり、対する東白龍関は6勝8敗で負け越しが決まりました。

輝関は友風関を勢いよく押し出し白星となりました。これで、黒星となった友風関は10勝4敗になりました。そしてこちらも成績上位同士の対決である大奄美関と熱海富士関の一番では、大奄美関が熱海富士関を寄り切って白星となり10勝4敗とし、対する黒星となった熱海富士関も10勝4敗となりました。これで友風関・大奄美関・熱海富士関の3人が十両における勝ち星トップの10勝4敗で並ぶ構図となりました。十両優勝は、誰になるのか明日の千秋楽でも見守っていきます。

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幕内では、まずは宝富士関と琴勝峰関の一番が見応えがありました。両者一進一退の攻防が続き、土俵際で粘る姿や、投げ技を回避する姿などに注目いたしました。結果は琴勝峰関に軍配があがりましたが、魅力的な相撲を見せていただいた両者に、お疲れ様でした。

本日も伯桜鵬関、やってくれました。本当に19歳なのか?本当に新入幕なのか?と疑いたくなるようなベテランの貫禄漂う素晴らしい相撲です。あまりの素晴らしさに感動して涙が出そうになりました。相撲にハマり、この勇姿を観戦することができて本当に良かった。優勝争いで単独先頭を走る北勝富士関を相手に、北勝富士関の猛攻に何度も追い込まれそうになるも、負けてたまるか、と何度も耐え抜き、追い込まれながらも執念の突き落としで、北勝富士関を優勝争いのトップから引きずり降ろして11勝3敗とさせ、伯桜鵬関自身も11勝3敗になり並ぶこととなりました。伯桜鵬関、本当にすごい。あまりのすごさに、私の語彙力レベルが低下しています。素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!本日のような勢いで行けば、明日優勝するかもしれません。新入幕優勝となれば109年ぶりの大記録だそうです。デビューした年に幕内最高優勝となれば、圧倒的最短記録でしょう。幕下付出デビューからの最短優勝は私が調べた限りですと第54代横綱・輪島関の15場所の記録がありますが、これを大幅に更新することになります。これはもう明日は伯桜鵬関を応援するしかありません。伯桜鵬関、頑張れ!

今場所の序盤から中盤にかけて素晴らしいご活躍を見せてくれた錦木関は、竜電関との一番に臨みました。錦木関が優勢な流れで取組の流れが進んでいきましたが、竜電関の逆転の下手投げにより決着が着きました。これで両者、10勝4敗で並ぶこととなりました。錦木関、11日目の時点で10勝1敗と絶好調でしたが無念の3連敗で10勝4敗になりました。12日目以降失速してしまいましたが、11日目までの快進撃は私の記憶に強く残りました。千秋楽では11勝3敗で優勝争いのトップグループにいる北勝富士関が相手です。最後は白星で終わりたいところ。錦木関、最後まで応援しております。対する竜電関は逆に、最初に4連敗してからその後10連勝という、中盤から後半にかけて絶好調な状態です。千秋楽は小結・琴ノ若関戦。こちらも注目いたします。

優勝争いをしている関脇・豊昇龍関は、同じく関脇の若元春関との一番でした。ん?若元春関、変化をしましたね・・・。しかし、失敗に終わり流れは豊昇龍関に向いて、小手投げにより豊昇龍関の白星となりました。これで豊昇龍関も11勝4敗となり、優勝争いにて北勝富士関そして伯桜鵬関と並ぶこととなり、この3人で優勝を争う構図となりました。豊昇龍関としては、優勝を決めて大関昇進を成し遂げたいところですね。千秋楽では、新入幕にして優勝争いをしている伯桜鵬関との一番。両者とも応援したくなる、魅力的な相撲をこれまでに見せていただいております。千秋楽でのこの両者を、見届けます。

あと1人の関脇である大栄翔関も・・・変化を発動させ、こちらは成功し阿武咲関をすぐにはたき込んで白星となりました。10日目以来の白星ですが、立ち合い変化による白星には、賛否両論の声があるようですね。千秋楽は隆の勝関との一番となりました。

結びの一番は、大関経験者の朝乃山関と、新大関の霧島関によるものでした。朝乃山関の猛攻により、最終的に朝乃山関のすくい投げにより勝負ありとなりました。これで朝乃山関は7勝とし、千秋楽での勝ち越しに王手となりました。明日の若元春関との一番にも勝って、勝ち越しを決めたいところですね。応援いたします。そして霧島関はこれで残念ながら勝ち越しができなくなりました。次場所はカド番で臨むこととなります。しかし、今場所を全休せずに4日目から出場し、新大関としての役割を果たしたことはご立派でした。千秋楽の阿炎関との一番、応援いたします。

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改めまして伯桜鵬関、新入幕にして優勝争いという、本当に物凄い活躍を見せています。千秋楽は同じく優勝争いをしている豊昇龍関との一番ですが、これは盛り上がることでしょう。

そして、北勝富士関。千秋楽は錦木関との一番となり、こちらも一筋縄ではいかない相手です。

誰が優勝することになるか、明日が楽しみです。