216.小説『ありがと~い!』第25話 お~いしい夕食に、ありがと~い!
2023/07/16
※こちらのカテゴリでは自由な物語を書いていきます。こちらのカテゴリに書いてあることは基本的にフィクションです。登場する人名・地名・商品名などの名称は例外を除き架空のものです。
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大井誠は、夕食の準備に取り掛かっている。
とは言え、今日の夕食の準備は簡単だ。メインのおかずは、先程冨吉商店街の魚屋で調達したヒラスとタコの刺身だ。
白ご飯は、パックご飯をレンジでチンすれば良い。今の大井はお腹が空いているので、ドーンと2パックをチンするようだ。
「お~いしいご飯、ありがと~い!」
こうして大井は1パック目をレンジに入れた。
そして、お湯を沸かす。インスタント味噌汁を飲むためだ。インスタント味噌汁も、大井のような一人暮らしにとっては本当に助かる。特に近年のフリーズドライの味噌汁は本当に美味しく、インスタントとは思えない味わいだ。
「こんなお~いしい味噌汁を開発してくれた皆サマに、ありがと~い!」
大井は、今日はナスの味噌汁を選んだようだ。
そして大井は皿を取り出して、刺身を盛り付ける。ヒラスとタコ、美味しそうだ。ヒラスはわさび醤油、タコは酢味噌でいただく。
「1パック目、できたぞ~い!」
そうこうしている間に、1パック目のご飯ができあがったので電子レンジから取り出して、すぐに2パック目をチンする。
「お湯が沸いたぞ~い!」
お湯は沸いたが、まだ他ができていないのでお椀に入れたフリーズドライの味噌汁にお湯を注ぐのはまだまだ先だ。
「あ、そう言えば오이!があるぞ~い!」
오이とは、オイと読み、韓国語できゅうりを意味する単語だ。大井の名前と発音が似ていることと、最近大井がOi!文化にハマっていることもあり、気に入っている野菜だ。昼食にきゅうりの塩もみを作ったのだが、それがまだ余っていた。
「Oi!Oi!오이!お~いしそう!」
そして2パック目のご飯もできあがり、味噌汁にお湯を注ぐことにより役者は揃った。
今日の大井の夕食は、白ご飯(2パック)、味噌汁(フリーズドライのナスの味噌汁)、ヒラスの刺身、タコの刺身、きゅうりの塩もみだ。
「お~いしい夕食に、ありがと~い!いただきま~す!」
大井は、今夜もご飯が食べられることに感謝をして、食べ始めるのであった。
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つづく
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