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213.【令和5年大相撲7月場所6日目】先場所・十両での雪辱を果たした、伯桜鵬関。

2023/07/14

※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。相撲初心者ならではの視点をお楽しみください。

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名古屋場所も6日目に入りました。本日も様々な取組があり、様々なドラマが生まれました。

十両では、私と同郷・長崎県出身で同学年の對馬洋関が、ついに今場所初めての白星、いわゆる「初日」となりました。何度かバランスを崩しながらも粘り、最終的に突き落としにて、千代の海関を破りました。この調子で、これから先場所のような後半での快進撃を見せていただくと、応援している身としては嬉しいものです。

そして、幕内では特に新入幕同士の豪ノ山関・伯桜鵬関の一番に注目いたしました。共に十両だった先場所にて、11日目と優勝決定戦の2度にわたって豪ノ山関に敗れることとなりましたので、今場所は勝てるよう応援しておりましたが、綺麗なはたき込みにより、豪ノ山関を破り、先場所の雪辱を果たす大きな白星を挙げることができました。今年の初場所落合の四股名でデビューしたばかりの伯桜鵬。現在の四股名になった名古屋場所にはもう新入幕という、驚異的なスピード出世の勢いが止まりません。現在は4勝2敗と白星が先行しております。このまま勝ちを積み重ねて、次の場所にはどんどん上の番付に行くことを期待いたします。

豪ノ山関にとっては、今場所初の黒星となりました。それでも新入幕にして今の時点で5勝1敗という素晴らしい活躍を見せています。

次に取り上げるのは、北青鵬関と宇良関の一番です。204cmというかなりの高身長を誇る北青鵬関に対して、宇良関は力士としては小柄の175cm。その身長差は実に29cmもあります。これほどの身長差では、正攻法ではとても太刀打ちすることは厳しいものがあることでしょう。そんな中、宇良関は土俵上で粘り、時には土俵際に追い込まれながらも北青鵬関を送り出し、白星を挙げました。身体が小さい、いわゆる小兵力士が大柄の力士に立ち向かって勝利する姿は、見ごたえがあります。かつても舞の海関や安芸乃島関などの身長の低い力士が、曙関など背が高い力士を圧倒する姿は印象的だったことでしょう。今回の宇良関も、素晴らしい相撲を私たちに見せてくれました。

そしてなんといっても、錦木関の勢い、本当にすごいですね。今日も小結・阿炎関を押し出して、6勝目となりました。今日の時点で、6戦6勝の勝ちっ放しとなった唯一の力士となりました。これまでの名古屋場所での錦木関の相撲を見ていると、前頭筆頭とは思えない、大関以上クラスのような立派な相撲を見せているように見えます。これからも大活躍を見せていただけるよう、応援しております。

3関脇は豊昇龍関が5勝1敗、大栄翔関と若元春関が4勝2敗となりました。それぞれ大関昇進に向けて、確実に駒を進めております。誰が大関昇進を成し遂げるのか、行く末をこれからも見届けます。

新大関・霧島関は元大関・正代関に突き落としで勝ち、白星となりました。4日目からのスタートとなりましたが、せっかく出場したからには勝ち越しでカド番回避できるよう、応援いたします。

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伯桜鵬関、先場所の雪辱を果たせたことは本当に嬉しかったことでしょう。もしかすると、本日のために豪ノ山関に勝つにはどうすれば良いか、より力を入れていろいろと考え研究したのかもしれません。おめでとうございます。

そして本日の宇良関のご活躍で、小兵力士の魅力を改めて実感することとなりました。これからも、ピンク色のまわしがトレードマークの宇良関に注目していきたいと思います。