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205.【令和5年大相撲7月場所3日目】波乱の、名古屋場所3日目。

2023/07/11

※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。

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本日の名古屋場所3日目は、大きく流れが動いた一日となった印象です。

昨日に引き続き、横綱・照ノ富士関が翔猿関との一番で、再び金星を配給することとなってしまいました。翔猿関、1分弱の熱戦を制しての金星獲得おめでとうございます。ただ、膝が痛そうな様子を見せた横綱が心配です。横綱の体の調子がそれほど悪くなっていないことを心から願います。

初日から2連勝をしていた3関脇でしたが、大栄翔関は翠富士関との一番で白星を上げ3連勝となりました。大栄翔関は本日も勢いがありましたね。しかし豊昇龍関は錦木関に、若元春関は正代関にそれぞれ破れ、今場所初の黒星となりました。昨日金星を決めた錦木関は、1日目は不戦勝ながらも形式上は大関・横綱・関脇の順番で破っての3連勝となりました。前回の夏場所の8日目から連勝が続いており、そこから数えると実に11連勝となりました。この勢いで、明日の大栄翔関との一番も応援しております。3連勝同士の一番、盛り上がることでしょう。

また、本日の取組で興味深いと思ったのは明生関と阿炎関による一番です。明生関が土俵の外に阿炎関を追いやったように見えましたが、阿炎関の片足が土俵に残っており、はたき込みにより阿炎関に軍配が上がりました。このように、10秒にも満たない一番ながらもドラマがあり、見ごたえがあることが相撲の面白さだとわかり始めてきました。

余談ですが、阿炎関の四股名の由来は師匠の元関脇・寺尾関として活躍した錣山親方の愛称「アビ」から名付けられたというのは興味深いです。その「アビ」の由来も、錣山親方が元関脇・鶴ヶ嶺関の子どもとして生まれたばかりの赤ちゃんだった頃に当時の井筒部屋に見学に来た海外からの方が「a baby」と言ったのをお兄様達(のちの元十両・鶴嶺山関、元関脇・逆鉾関)が「アビ」と聞き間違えたのが由来というのがまた興味深いです。つまり阿炎関のこの四股名は、本当に様々な偶然が重なって生まれたものだということを感じ取ることができます。

YouTubeでいろいろと相撲関連の動画を観ていると、この阿炎関も所属している錣山部屋の『劇団錣山』と題された寸劇がアップロードされており、力士たちがコミカルに寸劇を演じている様子に和やかな気分になりました。

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本日は、照ノ富士関の再びの金星配給に体調を心配する気持ちから記事を書き始めましたが、後半は阿炎関から錣山部屋の話題になってしまいました。書いている自分でさえ、記事がどのように流れていくかが予測できませんね。

相撲も、どの一番も短い時間の間に予測できないほど流れが進んでいくことが、様々な一番を観戦することからわかっていきました。呼出から取組前の準備時間のほうが、取組自体の時間より長いことが大半なのは興味深いです。観戦している側も、その短い取組の時間は本当に集中して土俵に熱中してしまいますね。

明日からは、初日から休場していた新大関の霧馬山改め霧島関が出場するそうです。新大関としての初めての場所、応援しております。