山田隆一公式サイト

147.断髪式では、感動の渦がそこにある。【第71代横綱・鶴竜関断髪式】

2023/06/14

※私は相撲に本格的な興味を持ったばかりのため、表記などに誤りがある可能性がございます。温かい目で見守っていただけると幸いです。

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ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』を観て実感したことですが、断髪式の雰囲気は本当に感動的です。力士のこれまでのご活躍を労い、鋏を入れる方々はもちろん、会場全体が感動の渦に包まれていることを感じます。映像で観ても感動が伝わりますから、機会があれば取組はもちろん断髪式も生で観てみたいと思わされます。

今回は6月3日に執り行われた、現在は鶴竜親方としてご活躍している第71代横綱・鶴竜関の断髪式の様子がYouTubeの『日本相撲協会公式チャンネル』にアップロードされておりましたので、拝見いたしました。

こうやって、YouTubeにも公式で映像がアップロードされるようになったのは便利な時代になったものです。先月の五月場所はテレビでも少し拝見いたしましたが、YouTubeにも公式で特に注目度の高い一番がアップロードされておりましたので、こちらも拝見しておりました。

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鶴竜関はモンゴルのご出身です。こちらの記事でご紹介したイズラエル・カマカヴィヴォオレの『Tengoku Kara Kaminari』という楽曲でも歌われているように、異国の地で家族と離れて寂しい気持ちもありながらご活躍する力士の方々は素晴らしいです。

海外出身の力士の方々の相撲の様子はもちろん、日本で不自由ないレベルにまで日本語を使いこなせるようになっていることにも相当な努力をしてきたことが伺えますので、敬意を表します。

断髪式の動画では同じ時代を過ごした現在の宮城野親方である第69代横綱・白鵬関や、現在の二所ノ関親方である第72代横綱・稀勢の里関、現役の第73代横綱・照ノ富士関、そして先日大関昇進を果たした陸奥部屋時代の弟弟子・霧馬山関改め霧島関など様々な方が鋏を入れる場面も流れました。

この動画で初めて知ったことですが、鶴竜関は現在の錣山親方である元関脇・寺尾関に憧れて相撲の世界に入ったそうです。寺尾関の現役末期には付け人も務めた縁もあるそうで、錣山親方が鋏を入れる様子は感動的でした。また、錣山親方は鶴竜関の師匠であり2019年にお亡くなりになられた当時の井筒親方(元関脇・逆鉾関)の弟でもありますので、鋏を入れる際は特別な思いがあったことでしょう。

そして止め鋏を入れたのは現在も部屋付き親方として所属する陸奥部屋の師匠・陸奥親方(元大関・先代霧島関)です。やはり止め鋏の場面は特に感動的で、鳥肌が立ちます。

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鶴竜関の家族の皆さまも鋏を入れる場面がありました。家族が横綱であることは非常に誇らしいことです。鶴竜関としての最後の取組は、6歳の長男との一番でしたが、親子ならではの微笑ましい場面も見られ、こちらも感動的な場面でした。

長女による手紙を読む場面からも、父親への愛が伝わりました。こちらも微笑ましい場面がありながらも、感動を誘う場面でした。

また奥様もモンゴルのご出身だそうですが、流暢な日本語でお話ししており、振る舞いも日本的であり鶴竜関と同じく異国の地に順応するため努力をされてきたことが伺えました。

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鶴竜親方は、YouTubeで歌声も披露しています。こちらのフランク・シナトラの名曲『My Way』を歌っている動画では、低音の美声をきかせた魅力的な歌声を披露しています。

私も『My Way』は好きな楽曲の1つですので、カラオケで歌ったこともありますが、鶴竜親方の歌声は思わず聴き入りますね。

このように、私は音楽が好きなので力士の皆さまの歌声にも関心があります。このトピックについてもおそらく後ほど、記事にいたします。

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鶴竜関、お疲れ様でした。そして鶴竜親方としてのこれからのますますのご活躍をお祈り申し上げます。