山田隆一公式サイト

141.ヴェネツィアと長崎の、『エレナ』。

2023/06/11

私が住む長崎には、『エレナ』という名前のスーパーマーケットがあります。かつては『中村ストアー』という名前だったそうで、私より上の世代の方々にとってはこちらの名前も馴染み深いことでしょう。

今回は、私がイタリア・ヴェネツィアに留学していた時のエピソードと交えながら、『エレナ』という言葉についての記事を執筆いたします。

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私はヴェネツィアに留学のため約1年間住んでおりました。これだけ長く住んでいると、住んでいた学生寮の近所の人々とは顔見知りになります。話したことはなくても、よく見かけるので、お互い知っている、という状態になります。

近所のスーパーマーケットの店員の方々とも顔見知りになるので、少しながら会話をしたこともあります。このような経験も、住んでみてならではですね。

イタリアのコープのパイナップルジュースと、後ろに映るミネラルウォーター。

このように、イタリアにもコープはあるのです。イタリアにもあるのか、と感動した覚えがあります。写真に写っているパイナップルジュース、美味しかったです。

余談ですが、コープで購入した商品の写真を探しに過去の写真を整理したのですが、偶然この写真の後ろにミネラルウォーター『Sant'Anna』が写っていて微笑ましくなりました。

なぜかというと、お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが今年にヴェネツィアなどイタリアに行った動画にて『Sant'Anna』を気に入ったシーンを思い出したからです。動画内で語られているように、こちらは軟水のため硬水と相性が良くない方でも安心して飲むことができます。私は問題ありませんでしたが、硬水と相性が良くない方は海外に行く際はお気をつけください。

私はイタリア、特にヴェネツィアに住んで第二の故郷と言いたくなるほど愛着が湧きましたので、このようにヴェネツィア関連のテレビ番組やYouTubeの情報にはアンテナを張っております。

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余談はさておき、本題に戻ります。同じ寮の様々な国の学生とも顔見知りになりますので、ヴァポレット(水上バス)に乗ってヴェネツィア本島から寮があるジュデッカ島に移動する際に遭遇した際は、世間話をすることがあります。

その際に、同じ寮の学生のうちの1人が知り合いになっている私の親くらいの年代のイタリア人女性の方がいました。ヴァポレットに乗っている時間だけでしたが、この方も交えて世間話をしました。

「Come si chiama?(お名前はなんと言いますか?)」私はこの女性にこう尋ねました。

「Elena!(エレナよ。)」女性がこう答えると私は嬉しくなり、次のように言いました。

「C'è un supermercato a Nagasaki. Si chiama Elena!(エレナという名前のスーパーマーケットが長崎にあるんですよ!)」

すると女性は微笑んでいました。それにしても長崎は世界的に知名度がある街ですね。この女性も知っていました。

「E tu? Come si chiama?(君はなんという名前なの?)」女性は私に聞き返しました。

「Mi chiamo Ryuichi.(私は隆一と言います。)」

「Luigi?(ルイージ?)」

私がイタリアで名乗った際の定番のやり取りは、ここでも健在でした。それほどイタリア人の名前に聞こえる名前を持ったことから、イタリアに来ることは運命だったのかな、と思えますね。

このように、地元長崎のスーパーマーケットと同じ名前の方と出会ったので親しみが湧いたエピソードでした。ちなみにヨーロッパでよく見られる女性の名前としてのエレナは主に「Elena」、長崎のスーパーマーケットのエレナは「Ellena」というスペルです。

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ちなみに、長崎のスーパーマーケットであるエレナは、テーマソング『象が飛んでいた』も名曲です。こちらのエレナ公式サイトから自由に聴くことができます。

地方のスーパーマーケットの曲として地元だけに知られるにはもったいないと感じる名曲のため、ここにご紹介いたします。私は、( ´∀`)←こちらの顔文字のようなイメージのほんわかする雰囲気のものを好む傾向にありますが、この曲はまさにそのような雰囲気を醸し出しています。歌詞も曲調も女性の方による歌声も、ほのぼのとしています。個人的には、「パオパオ」と男性のコーラスが入りますが、この部分もこの楽曲の魅力だと思います。

このエレナなど、社会には様々なスーパーマーケットがあります。色とりどりの商品を、消費者である私たちに販売してくださるスーパーマーケットで働く皆さまに感謝して、この記事を終わりにいたします。