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1562.私が留学した街、ヴェネツィアをオリジナルキャラクターと紹介していきます!【ヴェネツィア ~第二の故郷~ 第1回】

2025/08/31

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ヴェネツィア ~第二の故郷~

私はイタリアの「水の都」と呼ばれる街、ヴェネツィアに約1年間留学した経験があります。

・・・時の流れはあっという間なもので、留学へ出発してから明日(2025年9月1日)で丸10年になります。つまりもう日本に帰国してから9年が経つわけですね。・・・本当にあっという間です。

ということで、新たな連載企画を始めてみます。

ヴェネツィア ~第二の故郷~

『ヴェネツィア ~第二の故郷~』と題した本企画は、私がヴェネツィア留学の思い出をオリジナルキャラクターとともに語っていく企画です。

それでは二人のオリジナルキャラクターをご紹介いたします。

マルコ

ヴェネツィア出身のオリジナルキャラクター、マルコ。

こちらのイタリア人男性はマルコです。

キアーラ

ヴェネツィア出身のオリジナルキャラクター、キアーラ。

そしてこちらのイタリア人女性はキアーラです。

二人ともヴェネツィア出身で、大学もヴェネツィアにある私が留学した大学のカ・フォスカリ大学という設定にしております。

※これらのキャラクターのイラストはChatGPTにより制作したものです。セリフの文章もChatGPTで生成したものに私が手を加えております。

それでは、二人に自己紹介をしていただきましょう!

この色がマルコの発言です。

この色がキアーラの発言です。

サン・マルコ広場にあるバールでスプリッツを飲むマルコとキアーラ。

チャオ(やぁ)!僕はマルコ。生まれも育ちもヴェネツィア、大学はカ・フォスカリ。エスプレッソは短く、人生は情熱的に、がモットーだよ。手を動かしながら話す癖?もちろん!言葉だけじゃ足りない時、身振りが言ってくれるからね。

ピアチェーレ(はじめまして)、キアーラです。私もカ・フォスカリ出身。言語学を学びながら、放課後は友だちとバーカロ(立ち飲み居酒屋)巡り。人の話を聴くのが好きで、つい相槌が多くなっちゃうの。ヴェネツィアは小さいけど、物語は大きい街よ。

子どもの頃は祖父のゴンドラを磨くのが日課。観光客に道を聞かれて、カッレ(ヴェネツィアの小道)の迷宮を案内するのが得意になった。今はイベントの企画をしていて、広場に音楽と笑顔を増やすのが仕事さ。

私は通訳の仕事。朝はサンタ・マルゲリータ(学生が集まる広場)でカプチーノ、昼はリアルト橋近くの立ち飲みでチケッティ(おつまみ)。ことばが橋をかける瞬間が大好き。誤解がほどけて、相手の目がふわっと和らぐでしょ?あの瞬間に生きてるの。

ヴァポレット(水上バス)の風、潮の匂い、鐘の音。試合のある日はヴェネツィアFC(地元のサッカークラブ)の話で止まらないけど、負けても「まあスプリッツ(ヴェネツィア生まれのカクテル)飲もう」で締められるのがこの街の良さだと思う。

私はテアトロ・ラ・フェニーチェ(フェニーチェ劇場)の二階席から聴くオペラがご褒美。終演後に水面に広がる光を見ていると、悩みが小舟みたいに遠ざかっていくの。

性格は直球勝負。好きは好き、嫌いは嫌い。だけど議論はケンカじゃない。意見をぶつけて、最後は握手して乾杯。それがイタリア式の友情さ。

私は温度のある丁寧派。相手の立場に一度立ってから自分の意見を置く。だからよく「落ち着いてるね」って言われるけど、情熱は胸の奥でちゃんと燃えてるわよ。

得意料理?ノンナ(おばあちゃん)直伝のラグー(ミートソース)。コトコト煮ている間に話が弾む。時間をかけると味が丸くなる、恋も同じだと思うんだ。

私はレモンの香りがするリゾット・アル・リモーネ(レモンのリゾット)。軽やかで陽気、でも芯は通ってる。私自身の理想でもあるの。

観光客が道に迷っていたら、まず笑顔。それから「トランクィッロ!(落ち着いて!)」――焦らなくていい、ヴェネツィアは迷うためにできてるんだってね。

アックア・アルタ(ヴェネツィアの高潮)の日は長靴で出勤。空が晴れたらすぐ乾く。それもこの街の気質。くよくよしない、太陽が出たら洗濯物も心も外へ。

キアーラとは大学の図書館で出会った。僕が資料の山に埋もれてると、彼女がさらりと要点をまとめてくれてね。雷に打たれたみたいだったよ。

彼は勢いがあって、人を巻き込む天才。私が地図なら、彼は風。二人でいれば、知らない小路も舞台になる。さあ、次はどの橋を渡ろうか。

ヴェネツィアへ来たら、まずは僕らにメッセージを。スプリッツ片手に、あなたの物語も聞かせてよ。人生に乾杯!

ベンヴェヌーティ!(ようこそ!)ここでは時間も水の上をゆっくり進む。あなたが迷子になったら、それは始まりの合図。私たちが案内するわ、笑顔の方角へ。

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マルコ、キアーラ、グラツィエ!(ありがとう!)

二人の会話を聞いていると、私もヴェネツィアに留学していた頃のことを思い出しました。わかりやすいように、ヴェネツィア独自の用語には括弧書きで私が補足をつけました。

これから、マルコやキアーラと一緒にヴェネツィアについて様々なことを書いていこうと思います。

それではまた次の回で。チャオ!

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お読みいただき、ありがとうございました。