40.ぼくが生まれる前の、思案橋。♫ぺぺ『やさしさからのたびだち』
2023/04/05
こちらの記事でもご紹介したように、私はいろいろな時代のCMを観ることが好きです。
今回は、CMめぐりの中で知った名曲をご紹介します。テレビ長崎(KTN)の1982年に放映された天気予報の映像で流れている、ぺぺという歌手の『やさしさからのたびだち』という曲です。
昔懐かしのフォークソングと歌謡曲が合わさったような曲調です。1982年発表なので、当時としても流行から外れた一昔前の曲調だったようです。しかし、私にとってはこのような曲調はツボです。初めて聴いた瞬間からビビッと来て、すぐに気に入りました。
長崎県西海市にある音浴博物館という、収蔵されている膨大な数のレコードを本格的な設備で聴くことができる施設があるのですが、2019年にこちらを訪れた際にこの『やさしさからのたびだち』のレコードを見つけて聴きました。
当時のレコードで聴く音源は、格別でした。A面の『やさしさからのたびだち』は非常に素晴らしい名曲でしたが、B面の『ひとりごと』も聴きましたが、こちらは申し訳ないですが、個人的にはそこそこでした。レコードには、「演奏:思案橋ナイツ」と書かれておりました。当時、思案橋(長崎市の繁華街)で活動していたバンドでしょうか。趣を感じます。こちらの記事にて紹介した名曲『思案橋ブルース』といい、私が生まれる前の思案橋はどのようなものだったかを想像させます。
ちなみに2019年に音浴博物館に行ったので、当時ヒットした映画『ボヘミアン・ラプソディ』の影響で、職員の方がイギリスのロックバンド・クイーンの『Bohemian Rhapsody』のレコードを大きなスピーカーで流しましたが、大迫力で圧巻でした。まるでフレディ・マーキュリーがそこに蘇ったようでした。名前の通り、音を浴びるように全身で聴くことができる施設です。
さて、こちらの『やさしさからのたびだち』を歌った、ぺぺという歌手そしてバックバンドの思案橋ナイツは、検索しても情報がほとんど出てきません。「ぺぺ」の2文字がひらがなかカタカナかも不明です。当記事では、ひらがな説を採用しています。当時20代から30代だとすると、現在は60代か70代ですので、今もお元気に長崎で暮らしている可能性があります。もしかすると、私も街を歩いている時に遭遇していたかもしれないと想像してみるとロマンを感じます。
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今回は、往年の知る人ぞ知る曲について紹介いたしました。このように、インターネット登場以前の昔の情報は、インターネット上にはあまりないことがよくあります。
私は古いCMはもちろん、古着や古本なども好きです。今の物も好きですが、昔の物には今の物と違った魅力があり、どちらも好きです。昔の物についての情報も調べようとするのですが、今回のぺぺのようにほとんどヒットしないことが多々あります。
そうやってインターネット上には存在しないほど、現代では「眠ってしまった」情報を、いろいろと想像するのも、楽しみの1つです。
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