山田隆一公式サイト

39.バナナは、うまい。

2023/04/04

バナナは、うまい。

この世界には、様々な果物があります。いろいろな植物の果実が、いろいろな味を生み出しています。

私は、子どもの頃にはほとんど果物を食べませんでした(今は食べますが、平均より食べる頻度は少ないと思われます)。

そのような中でも、唯一好きだった果物が、バナナです。子どもの頃でも、おいしいと思っていました。

現在でも、朝によくバナナを食べます。おいしい上に、栄養面でも優れているので、今もバナナの虜です。

買ってきたときにはまだ緑色をしているのに、気がつくと黄色になり、黒くなっていく。短時間での色の変化は、儚さを感じさせます。それぞれの時期に、それぞれの違った食感や味が出るのも興味深いです。

日本で流通しているほとんどのバナナは海外から輸入されています。これらのバナナももちろんおいしく、大好きなのですが、最近国産のバナナを食べる機会があり、海外産とは異なる味や食感で、このようなバナナもあるのか、と初めて知りました。値段は海外産より高いのですが、国内産ならではのおいしさがありました。国内産・海外産、どちらも大好きです。

さて、今回はバナナに因んで、こちらのアルバムを聴きながら記事を書いています。

アメリカのロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの『The Velvet Underground and Nico』というアルバムです。そのジャケットにはバナナの絵が描かれております。この絵は、このアルバムのプロデュースも担当した、「ポップアートの巨匠」と呼ばれているアンディ・ウォーホルによるものです。様々な色のマリリン・モンローや、キャンベルのスープ缶など、その作品を見たことがある人は多いと思われます。

個人的には、ウォーホルがハンバーガーをただ食べているだけの動画を気に入っています。黙々と食べているだけなのですが、その些細な動きが興味深く、まるでウォーホル自身がアートであることを感じさせます。

このアルバムも、ウォーホルがプロデュースしただけあって、個性豊かな作風となっています。個人的には『I'm Waiting For The Man』や『European Son』という楽曲を特に気に入っています。聴く人を選ぶ曲調だと思われますが、私は好きです。枠にとらわれない様子が、芸術的です。

より多くの人々に受け入れられそうなポップさがある『Sunday Morning』や『I'll Be Your Mirror』も好きです。特に『I'll Be Your Mirror』の、ゲストボーカルとして参加しているドイツ人歌手のニコの包容力のあるボーカルと、バンドのフロントマンであるルー・リードによる優しい歌詞・メロディが好きです。

...

...

...

食べ物の話をメインとしながらも、関連する大好きな音楽があれば音楽の話になってしまうのが、私の特徴です。それにしてもバナナは、うまい。子どもの頃から慣れ親しんだ、私にとっては最も付き合いの長い果物です。