山田隆一公式サイト

23.長崎と、雨と、思案橋。

2023/03/23

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、画面上部の「山」の字の色が桜色になっております。こちらは期間限定の仕様とするつもりです。気が向いたら元に戻します。

さて、今日の長崎の天気は、雨となりました。未明には雷も鳴っておりました。長崎で雨といえば、長崎県出身の歌手・前川清がメインボーカルを務めるムード歌謡グループ、内山田洋とクール・ファイブの『長崎は今日も雨だった』を連想する方もいらっしゃるかと思います。

この名曲は、同じく長崎県出身のシンガーソングライター・福山雅治をはじめとする、様々な歌手にカバーされ続けています。ちなみに福山雅治は前川清に、『ひまわり』という楽曲を提供しています。長崎空港で、このメロディのオルゴールが流れていたのを思い出します。

長崎生まれ、長崎育ちの私ですが、この『長崎は今日も雨だった』は、1969年に発表された楽曲のため、1993年生まれの私は、もともと知りませんでした。

しかし、2014年頃に、邦楽、特に歌謡曲に興味が湧いたため、その流れでこの名曲を知りました。

地元長崎に、このような素晴らしい名曲があるのかと感激し、いろいろ調べてみると、他にも名曲がたくさんあることを知りました。

こうして、現在は閉店して、跡地にはこちらの記事にも登場している『ハンズ』がある、『タワーレコード』にて、こちらのCDを購入したことを覚えています。

こちらは、長崎を舞台とした楽曲を収録したCDです。由利あけみの『長崎物語』は、現在から80年以上前の1939年の楽曲です。この曲を知った時は、長崎県民なら知る同名のお菓子のCMで流れているあの曲かと思いましたが、別の曲でした。歌詞に、じゃがたらお春が登場するので、長崎県民なら知っているあの焼酎のCMを思い出しますね。

もう1曲挙げようと思います。中井昭、高橋勝とコロラティーノの『思案橋ブルース』です。思案橋とは、長崎市の繁華街で、現在も飲み屋などが軒を連ねております。

こちらのWebサイトによると、この『思案橋ブルース』を作詞作曲した、コロラティーノのトランペッター・川原弘は、原爆で身内を全部亡くしたことなど、大変な苦労をした人物のようです。他にもいろいろと苦労した想いを込めて、哀愁いっぱいのこの『思案橋ブルース』が完成したのか、と想像すると、目頭が熱くなります。この曲を好きになった今は、思案橋を歩く際はいつも、脳内再生されます。

我が地元・長崎を舞台にした楽曲は、他にも素晴らしい楽曲がたくさんあるのですが、今回は、これくらいにしておきます。

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ここからは長崎県民にしかわからない可能性が高いマニアックなことを語ります。

私が子どもの頃、夜のテレビでよく流れていた、前述のお菓子『長崎物語』がスポンサーの天気予報では、ヨットが海を進んでいく映像が流れていました。この天気予報で流れている壮大な楽曲は、どこか海外の楽曲だと思っていました。

しかし、比較的最近知ったことですが、こちらは『西海讃歌』という楽曲で、歌詞は日本語でした。作詞は長崎県平戸市出身の藤浦洸。他の作詞した作品では、『一杯のコーヒーから』という楽曲が、発表された1939年当時にしては明るい歌詞・曲調で、本当に好きです。作曲は、『ぞうさん』や『やぎさんゆうびん』などの童謡の作曲でも知られる、團伊玖磨です。

こうやって、気になる楽曲について調べてみると面白いので、普段からよく、いろいろ調べています。