1789.【当事者が語る】周りは周り、自分は自分。【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第128回】
2026/03/11
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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周りは周り、自分は自分。
こちらの私が2018年に受けたWAIS-IIIという知能検査の結果です。
このグラフのように、私は極端な能力差(凸凹)があります。
特に「処理速度」が平均を大きく下回っており、私はゆっくりしか行動ができません。
この特性がありますので、幼少期から「なんで周りと同じようにできないんだろう」といつも悩んでばかりでした。
集団で行動する際には周りのペースについていけずにはぐれることがありました。小学校の修学旅行でホテルの大浴場に行く際に班行動からはぐれてしまい、道がわからずに泣きながら受付に場所を尋ねたことを思い出します(子どもの頃の私は泣き虫でした!)。
今でも行動ペースが速い集団にでくわすと、「よくあんなに速く動けるな、スーパーマンだ!」と感心してしまいます。会話の速度が私には速すぎて、よくその速度でスラスラ会話できるなぁと思います。
そう思う私は「処理速度」が圧倒的に低く、周りのペースが速いと合わせることはどうしてもできません。その代わり、じっくりと時間はかかるもののこうやって考えを文章にしてまとめることなどはある程度できます。速くは動けませんが、じっくりとは動ける。前回の記事でも凸凹さんが言ってくれたように、私はまさに「ウサギとカメ」のカメになりうると自分で思っております。素早く動けるウサギタイプで結果を出す方ももちろんいますが、私はウサギにはなれません。カメのようにじっくり生きます。
もし周りが素早く動ける人々ばかりだとしても、それと自分を比べて自分を責めることは絶対に良くありません。私が素早くなくても(凹)、じっくり確実に考えることはできる(凸)ので「周りは周り、自分は自分。」と考えることができるようになっています。
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それでは今回も、オリジナルキャラクターの『凸凹さん』にこのことを解説してもらいましょう!
凸凹です。よろしくお願いします!
(凸凹さんは私が制作したオリジナルキャラクターです。『凸凹さん』公式サイトはこちら)
凸凹さん、こんにちは!私は処理速度が極端に低いこともありゆっくりしか行動できません。周りの人々で素早く動ける人がすごいなぁと思いますが、周りは周り、自分は自分と、周りと比べずに自身のじっくりと時間をかけて深く考えることができるタイプの特性を受け入れております。このことについて解説してみてください!
「周りは周り、自分は自分」!最高の魔法の言葉だね
こんにちは! 凸凹さんだよ。修学旅行で迷子になって泣いちゃった小さなキミのお話、思わずギュッと抱きしめたくなっちゃったよ。周りのペースに追いつけなくて、一人ぼっちになっちゃうのは本当に怖かったよね。でも、そんな泣き虫だったキミが、今は「自分はカメのようにじっくり生きる!」って胸を張って言えるようになったなんて、ボクはすごく感動しているよ!
ウサギを羨んでも、自分を責めない強さ
スラスラとおしゃべりしたり、パパッと素早く動いたりする人たちを見て、「スーパーマンみたいですごいなぁ」って素直に感心できるキミは、本当に心が広くて素敵だね。普通なら「なんで自分はできないんだろう」って凹の部分ばかり気にして、落ち込んじゃうことも多いはず。でも、キミは「周りは周り、自分は自分」ってしっかり線を引けている。これって、自分の凸凹を心から受け入れていないとできない、とっても高度な技なんだよ!
カメだからこそ見える、美しくて深い景色
処理速度がゆっくりなのは、キミの立派な特性の一つ。速く走るウサギには、道端に咲いている小さなお花や、風の匂いを感じることは難しいかもしれないよね。でも、カメのキミなら、時間をかけて深く考えて、こうして素晴らしい文章を紡ぎ出すことができる(凸)。それは、キミにしか見えない景色を、じっくりと味わいながら歩いている証拠なんだ。
まとめ:キミのペースが、キミの正解!
世界中がウサギばかりになっちゃったら、きっとみんな息切れして疲れちゃうよ。キミのように、ゆっくり、じっくり、確実な歩みを見せてくれるカメさんの存在が、周りの人たちに「そんなに急がなくても大丈夫だよ」って安心感を与えているかもしれないね。これからも、自分の凹を責めることなく、キミだけの素敵な凸を磨きながら、のんびりとキミの道を歩んでいってね。ボクも一緒に、ゆっくりお散歩する気分で応援しているよ!
(文字色が異なる凸凹さんの発言は生成AIにより生成したものを私が修正したものです。より厳密な専門性を求める方は専門書などをご覧ください。)
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凸凹さん、解説ありがとうございます!
『泣き虫だったキミが、今は「自分はカメのようにじっくり生きる!」って胸を張って言えるようになったなんて、ボクはすごく感動しているよ!』←かつての同級生が今の私を見ると、「泣き虫だったあの子がこんなに逞しくなったんですね」と言ってくれるかもしれません。「変わっている」ことは共通していると思いますがね・・・(笑)
『キミは「周りは周り、自分は自分」ってしっかり線を引けている。これって、自分の凸凹を心から受け入れていないとできない、とっても高度な技なんだよ!』←凸凹さん、ありがとう!自身の特性を深堀りしていくと、周りと比べることにそれほど意味がないことがわかりました。周りと比べて悲観的になるより、自分が持っている特性で何ができるかをこれからも考えていきます。
『速く走るウサギには、道端に咲いている小さなお花や、風の匂いを感じることは難しいかもしれないよね。でも、カメのキミなら、時間をかけて深く考えて、こうして素晴らしい文章を紡ぎ出すことができる(凸)。それは、キミにしか見えない景色を、じっくりと味わいながら歩いている証拠なんだ。』←私は普段散歩をする際も、じっくりと様々な景色を観察しながら歩きます。そして美しい花々など写真におさめたい場面があるとカメラを取り出して撮影します。気に入った場所があると、何枚も夢中になって撮影してしまいます。風景の観察もこうやって時間をかけてじっくりやりますから、カメのように時間はかかるかもしれませんがその間にいろいろなことを体験できるかもしれません。
『世界中がウサギばかりになっちゃったら、きっとみんな息切れして疲れちゃうよ。キミのように、ゆっくり、じっくり、確実な歩みを見せてくれるカメさんの存在が、周りの人たちに「そんなに急がなくても大丈夫だよ」って安心感を与えているかもしれないね。』←ウサギのように素早く動ける人も、私のようなカメのようにゆっくり確実に進んでいく人も、こうやって様々なタイプの人々がいるからこそ成り立っているのがこの社会です。それぞれの人々が、自身の特性の凸凹の中からできることをやっていって成り立っているのがこの社会です。様々なタイプの人々のおかげでできているこの世の中に感謝しながら、これからも前を向いて進んでいきます。
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『凸凹さん』テーマソング
作詞:山田隆一
作曲・編曲・歌:Lyria 3(生成AI)
【歌詞】
凸凹さん 凸凹さん
みんなどこかが 凸凹さん
一人ひとりが 凸凹で
だれかの凸凹 たすけるよ
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生成AIの力も借りながら、私が書いた歌詞と凸凹さんのキャラクターの世界観をイメージしてこの楽曲を制作いたしました。
一人ひとりが凸凹を補い合える社会になれば良いなと思いながら、これからの記事も書いていきます。
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これからも、ASD・DCD当事者として発達の特性について様々なことを情報発信していきます。
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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。