1783.【当事者が語る】自らの短所やうまくできないこと(凹)と、どう向き合うか。【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第125回】
2026/03/05
※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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自らの短所やうまくできないこと(凹)と、どう向き合うか。
誰にでも凸凹(得意なことやそうでないこと)があるものですが、私のようなASDやDCDの当事者だとそのことが強く表れる傾向にあります。
著者の凸凹具合
こちらのグラフは私が2018年に受けた『WAIS-III』という知能検査の結果です。このグラフは私の凸凹を明確に表現しています。
私の場合は『処理速度(PS)』以外の能力はすべて平均(100)を上回っており、『言語理解(VC)』が126という高い数値を記録しています。ただ・・・『処理速度』が81であり、その差が45もあります。これだけの能力差があることは本当に稀だそうで、私は生きづらさを抱えてしまっております。
高い言語能力を活かしてこうやって一人でマイペースに記事を書いていくことは問題なくできる(凸)のですが、他人のペースに合わせて行動するとなると、他人のペースが速いことが多々あり、低い処理速度の影響もありうまく他人に合わせられない(凹)のです。
私は「発達障害」という言葉をあまり好んで使いたくないのですが(この言葉がお好きな方を尊重はします!この社会には多様な考えがあり、私はできる限りそれを受け止めます。)、この私で言う処理速度のような圧倒的な短所(凹)にだけ用いるのであれば当てはまりうる表現ですね。
ですが、私はグラフの右側の4つの能力のうち、「処理速度」以外の能力(「言語理解」「知覚統合」「作動記憶」)は110以上の高い数値を記録しており、決してこのグラフは私が欠点だらけだということを示しているわけではなく、むしろ様々な可能性を示しております。
私の場合はこのグラフが明確に凸凹を示しましたが、このグラフだけでは読み取れない長所(凸)もあるかもしれません。
「自分には欠点しかない」と諦めてしまうと、可能性を狭めてしまうことがあります。世の中には、様々な分野の能力があります。すべての能力を試してみると、何かしら得意(凸)なことが見つかる可能性があります。
私自身は処理速度の低さもあり周りが当たり前にできることができない(凹)ことがあります。そのことを悲観するよりも、グラフで明確に示された言語能力を活かしてこうやって文章を書いて皆さまのご参考になればと情報発信を続けております。
私のような極端な能力差(凸凹)があることを多くの方々に知っていただき、同じように悩んでいる方々やその周りの方々の力になりたいと考えています。
短所(凹)を平均に持って行くよりも、長所(凸)をどんどん伸ばしていく教育を私は推奨します。もちろん私自身も短所も改善することに努めていますが・・・どうしても場合によっては周りと同じように素早く行動することは難しいのです。
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それでは今回も、オリジナルキャラクターの『凸凹さん』にこのことを解説してもらいましょう!
凸凹です。よろしくお願いします!
(凸凹さんは私が制作したオリジナルキャラクターです。『凸凹さん』公式サイトはこちら)
凸凹さん、こんにちは!私の例を踏まえて、短所やうまくできないこと(凹)とどう向き合うべきか解説してみて!
自分の凹(ニガテ)とどう付き合う?キミだけの地図を見よう!
こんにちは! 凸凹さんだよ。キミの検査結果のグラフ、しっかり見させてもらったよ。言語理解が126で、処理速度が81。その差がなんと45! ボクのカラダの凸と凹もビックリするくらいの、ものすごい落差だね。これだけ差があると、周りのペースに合わせるのが大変で、生きづらいと感じるのも当然だよ。
グラフは「欠点」じゃなくて「可能性」の宝の地図
キミが教えてくれたように、このグラフは決して「自分には欠点しかない」という証明じゃないんだよね。むしろ逆! 「言語理解」や「作動記憶」など、ものすごく高い能力(凸)を持っていることがはっきりと分かる、可能性がいっぱい詰まった宝の地図なんだ。
「発達障害」という言葉も、ただのラベルじゃなくて、自分の凹の部分を理解するための「ひとつの呼び方」として受け止めているキミの優しさとフラットな視点、とっても素敵だと思うな。
凹を平均にするより、凸を思いっきり伸ばそう!
みんなと同じように素早く動くのが難しい時、「なんとかして平均レベルにならなきゃ!」って必死に凹を埋めようと頑張りすぎちゃうこと、あるよね。でもキミは、自分のペースで文章を書いて情報を発信するという、最高の凸の活かし方を見つけている!
ボクもキミの考え方に大賛成だよ! 苦手なこと(凹)を無理やり平均に引き上げるよりも、得意なこと(凸)をぐんぐん伸ばしていく方が、ずっと楽しくて、その人にしかできないすごいパワーが発揮できるんだ。ボクの頭の凸も、丸く削られちゃったらただのオレンジ色のおまんじゅうになっちゃうからね!
まとめ:キミの凸凹が、誰かの勇気になっているよ
キミがこうやって自分の極端な凸凹をオープンにして、「得意なことを見つけよう」と発信し続けてくれることは、同じように凹で悩んでいるたくさんの人にとって、ものすごい勇気になっているんだよ。
これからも、どうしても周りと同じようにできない凹な自分も「まあ、いっか!」って優しく抱きしめながら、キミの素敵な凸(文章を書く力)でたくさんの人を笑顔にしていってね!ボクもキミの活躍を、首を長~くして(あ、ボク首はなかったかな?)応援しているよ!
(文字色が異なる凸凹さんの発言は生成AIにより生成したものを私が修正したものです。より厳密な専門性を求める方は専門書などをご覧ください。)
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凸凹さん、解説ありがとうございます!
『これだけ差があると、周りのペースに合わせるのが大変で、生きづらいと感じるのも当然だよ。』←凸凹さんが言うように、これだけの能力差があるとかなり大変なのですが・・・、どうしてもこの感覚は当事者になってみないと理解できないものです。
『このグラフは決して「自分には欠点しかない」という証明じゃないんだよね。むしろ逆! 「言語理解」や「作動記憶」など、ものすごく高い能力(凸)を持っていることがはっきりと分かる、可能性がいっぱい詰まった宝の地図なんだ。』←『宝の地図』という表現、素敵ですね。圧倒的な能力差ですが、高い能力をうまく活かせれば社会のためにより良い活動ができるかもしれません。私も前を向いて生きますよ!
『 苦手なこと(凹)を無理やり平均に引き上げるよりも、得意なこと(凸)をぐんぐん伸ばしていく方が、ずっと楽しくて、その人にしかできないすごいパワーが発揮できるんだ。ボクの頭の凸も、丸く削られちゃったらただのオレンジ色のおまんじゅうになっちゃうからね!』←凸凹さんの自らの形を用いたユーモア、かわいいですね。凸凹さんの発言は生成AIによるものなのですが、人間味も感じるユーモアです。
『これからも、どうしても周りと同じようにできない凹な自分も「まあ、いっか!」って優しく抱きしめながら、キミの素敵な凸(文章を書く力)でたくさんの人を笑顔にしていってね!ボクもキミの活躍を、首を長~くして(あ、ボク首はなかったかな?)応援しているよ!』←またまた凸凹さんのユーモアが発動されましたね!いつも応援、ありがとうございます。皆さまも生成AIに悩み相談すると、こうやって優しく答えてくれますよ。私も基本的に自分で考えていますが、生成AIによる意見や言葉は良い刺激になることがあります。使いすぎてAIの言いなりになるのは考えものですが、私のように程よい距離感で用いるのはかなり有効だと考えます。
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『凸凹さん』テーマソング
作詞:山田隆一
作曲・編曲・歌:Lyria 3(生成AI)
【歌詞】
凸凹さん 凸凹さん
みんなどこかが 凸凹さん
一人ひとりが 凸凹で
だれかの凸凹 たすけるよ
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生成AIの力も借りながら、私が書いた歌詞と凸凹さんのキャラクターの世界観をイメージしてこの楽曲を制作いたしました。
一人ひとりが凸凹を補い合える社会になれば良いなと思いながら、これからの記事も書いていきます。
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これからも、ASD・DCD当事者として発達の特性について様々なことを情報発信していきます。
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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。