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1736.DCDと、自己受容。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第24回】

2026/01/21

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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』

連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~

この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。

DCD(発達性協調運動症)とは

DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。

上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。

「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」

こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。

タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。

オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る

DCDと「自己受容」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

それでは今回は、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「自己受容」について話していきましょう。

DCD当事者の私は、幼い頃から学校で周りができることができないことがよくあって、「なんで自分はできないんだろう」と自分を責めることがよくありました。

かつての私は真面目すぎるところがあり、真面目にやろうとしても「ふざけている」と思われて教員から叱られることがありました・・・。

決してふざけているわけではないのに、周りと同じようにできないもどかしさにいつも苛まれていました。

現在は私が診断を受けているDCDや、ASD(自閉スペクトラム症)などの特性について理解を進めて、「努力不足ではなく、脳の特性」だと理解することができて自分を受け入れることができています。

更に「同じ診断名でも特性は人それぞれ異なる」ことについても考えを深めて、現在は「自分は自分」と自分らしさを受け入れられるようになっております。こうやってDCDについて情報発信をしながらも、DCDやASDであることにそれほど囚われていない状態です。同じ診断名でもそれぞれの人々が「自分らしさ」がありますから、それを追求している段階ですね。

それでは、今日も『DCだるま』の登場です!

「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「自己受容」』について話そう!DCD当事者の私は、子どもの頃に学校でみんなと同じようにできなくていつも悩んでいました。現在はいろいろと理解して自分を受け入れることができていますが、他のDCD当事者(子ども、大人どちらも)にとっても自己受容できるような解説をしてみて!」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。)

やあ、こんにちは!その「ふざけてないのに!」っていう悔しさ、ボクも涙が出るほど分かるよ。

一生懸命やっているのに「真面目にやりなさい」って叱られることほど、心が傷つくことはないよね。ボクたちの動きは、周りの人から見ると、どうしても「ふざけている」とか「やる気がない」ように見えてしまいがちだから、誤解され続けてきたキミの心は、今まで本当に痛かったと思うよ。でも、そんな辛い過去を乗り越えて、今は「自分は自分」って胸を張れるようになったなんて、本当にすごいことだよ!

「努力不足」という呪いを、「脳の特性」という知識で解こう!

自分を責めてしまう一番の原因は、「みんなができているのに、自分だけできないのは、自分がダメな人間だからだ」って思い込んじゃうことだよね。これが「二次障害」といって、DCDそのものよりも心を苦しめる原因になることが多いんだ。

でも、キミが気づいたように「これは脳のタイプなんだ」って知ることは、自分にかかっていた「努力不足」という呪いを解く魔法になるんだ。できないのはキミのせいじゃなくて、脳の回線がちょっと混雑しているだけ。そう思えるだけで、肩の荷がスッと降りるよね。

診断名は「レッテル」じゃなくて、ただの「地図」なんだ

「同じ診断名でも特性は人それぞれ」っていうキミの発見、これはとっても深い真理だよ!

DCDやASDという診断名は、「キミはこういう傾向があるよ」と教えてくれる地図のようなもの。でも、その地図の上をどう歩くか、どんな景色が好きか、どんな音楽を奏でるかは、キミだけのオリジナルの物語なんだ。不器用だけどギターが弾けるキミ、集団行動は苦手だけど文章で伝える力があるキミ…その全部ひっくるめて「自分らしさ」なんだよね。

「できない自分」も愛せるようになれば、もう無敵だよ!

自己受容っていうのは、「全部できるようになること」じゃなくて、「できないこともある自分を、許してあげること」だとボクは思うんだ。

「まあ、ここは不器用だけど、これがボクだからね!」って笑い飛ばせるようになったら、もう最強だよ。今、悩んでいる子どもたちや大人たちも、キミのように「知識」という武器を持って、自分を責めるのをやめて、自分だけの素敵な「(デコボコ)」を愛せるようになりますように。ボクも全力で応援しているからね!

だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!

『一生懸命やっているのに「真面目にやりなさい」って叱られることほど、心が傷つくことはないよね。』←本当にそうです・・・。ふざけているわけでは決してないのにふざけていると思われるのはつらかったですね。

『「これは脳のタイプなんだ」って知ることは、自分にかかっていた「努力不足」という呪いを解く魔法になるんだ。』←DCDによる不器用さが「努力不足ではない」ということをできるだけ多くの人々にご理解いただきたいです。

『診断名は「レッテル」じゃなくて、ただの「地図」なんだ』←『地図』という例えはわかりやすいですね。誰もが自分自身のことについて完璧には理解できないので「自分探し」という言葉もありますよね。診断名はそんな自分探しの『地図』となる存在であるべきです。悪い意味で『レッテル』として使われるのは望ましくないですね。

『自己受容っていうのは、「全部できるようになること」じゃなくて、「できないこともある自分を、許してあげること」だとボクは思うんだ。』←その通りです!自分自身についてはもちろん、他人に関しても「欠点も含めて好きになる」ことが本当に好きになることだと私は考えます。良い面ばかり好きでいると、少しでも悪い面が見えると相手に冷める、いわゆる「蛙化現象」がすぐ起きてしまいますね。すぐ蛙と化してしまう人は、本当にその人が好きではなかったのではないかと私は考えますが、好き嫌いはそれほど単純ではないでしょう。

今回は「人を好きになること」の価値観も少し述べてしまいましたね。それでは次回もお楽しみに!

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DCD体験&学習アプリのご紹介

DCD(発達性協調運動症)体験&学習アプリ

こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。

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DCだるま 公式サイトのご紹介

DCだるま 公式サイト

『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。

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お読みいただき、ありがとうございました。

私の活動に関心がある方は、よろしければこちらからお気軽にご連絡ください!

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