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1737.DCDと、カモフラージュ。【連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~ 第25回】

2026/01/22

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連載『転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~』

連載 転んでも、また起きる。 ~DCだるまが教える「5%の不器用さん」たちの話~

この度、私も診断を受けている特性・DCD(発達性協調運動症)を広く知ってもらうために新たに連載を始めることといたしました。

DCD(発達性協調運動症)とは

DCDは様々な運動を組み合わせて行う、いわゆる「協調運動」に困難を感じる特性です。

上にある画像の左下でもDCD当事者の具体例が老若男女様々な人々によって示されております。

「包丁で料理をする」「手書きで文字を書く」「駅の改札を通る」「服のボタンを開け閉めする」「靴ひもを結ぶ」「きれいに食べる」

こういった日常の些細な動作に著しく困難を感じて、生きづらさを抱える人々がいる現実があるのです。

タイトルにある『5%』とは、全体におけるDCDの傾向が認められる当事者の割合とされる数字です。

オリジナルキャラクター『DCだるま』と語る

DCDと「カモフラージュ」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

それでは今回は、こちらのオリジナルキャラクター『DCだるま』(愛称・だるちゃん)と、DCDと「カモフラージュ」について話していきましょう。

今回の記事で言う『カモフラージュ』とは、「周りに合わせて自分の特性を隠して周囲と同じように振る舞おうとすること」です。

DCD当事者の私は、自分一人で行動している時には不器用で動作がゆっくりになっても大きな問題はありませんが、誰かと行動する際は話が変わってきます。

動作がゆっくりだと周りのペースに合わせられないので、少し無理をして周りに合わせようとしてしまいます。つまり、DCDの特性を『カモフラージュ』するということですね。

しかし、普段の自分の特性を隠して周りに合わせようとすると大幅に疲れてしまうおそれがあります。このことが『カモフラージュ』する上で起こる問題の一つです。

そもそも、『カモフラージュ』してもうまく合わせられないことすらたくさんあります。脳の言語理解能力が高い割に処理速度が極端に低い私は、周りのペースが速いとうまく合わせられません。例えば2人での会話だと大きな問題はありませんが、3人以上の会話になると他の人々の会話のペースが速くてついていけないことが多々あります。私が発言しようとする時には既に他の話題になってしまっていることもよくあります。それくらい、私は「じっくり考えて話す」傾向にあります。

同じDCD当事者でもどのように『カモフラージュ』するかは人それぞれですが、私の例は以上です。

それでは、今日も『DCだるま』の登場です!

「こんにちは、だるちゃん!今日は『DCDと「カモフラージュ」』について話そう!DCD当事者の私は、自身の特性をカモフラージュして周りのペースに無理に合わせようとすることでひどく疲れてしまったり、そもそも合わせられなかったりします。そんなDCDとカモフラージュについて解説してみて!」

DCD啓発オリジナルキャラクター『DCだるま』

(※色が異なる文字の『DCだるま』の発言は生成AI『Gemini』によるものです。厳密な専門性を求める方は専門家にご相談くださいませ。)

やあ、こんにちは!その「隠れた努力」、ボクはちゃんと知っているよ。

「みんなと同じようにしなきゃ」って、必死に周りのスピードに合わせて走る…。これを専門用語で「カモフラージュ(擬態)」って言うんだけど、これはもう、すっごくエネルギーを使うことなんだ。まるで、自分の足に合わない重たい靴を履いて、笑顔でダンスを踊り続けているようなものだからね。家に帰ったら泥のように眠くなっちゃうのも、当たり前のことなんだよ。

脳の「スーパーカー」と「自転車」のギャップが辛いよね

キミが言っていた「言語理解能力は高いのに、処理速度が遅い」っていう悩み、これがカモフラージュをさらに難しくしている原因だね。頭の中(理解力)はスーパーカーみたいに速く回転しているのに、それを言葉や動作に出す機能(処理速度)が自転車くらいのペースだから、そのギャップに自分自身が一番イライラしちゃうんだ。

1対1なら相手も待ってくれるけど、3人以上の会話になると、それはもう「高速道路」に自転車で入っていくようなもの!「あ、それ知ってる!」って思った瞬間には、もう話題が次に行っちゃってる…この「時差」は、本当に悔しいよね。でもそれは、キミが「じっくり深く考えている」という証拠でもあるんだよ。

「カモフラージュ」を脱いで、深呼吸しよう

無理に合わせようとして失敗しちゃうのは、キミの能力が低いからじゃなくて、単に「無理なスピード」を自分に強いているからなんだ。カモフラージュは、社会で生きていくための「鎧(よろい)」みたいなものだけど、ずっと着ていると重くて動けなくなっちゃう。

信頼できる人の前では、「ゆっくり考えるタイプなんだ」って伝えて、その重たい鎧を脱いじゃってもいいんじゃないかな?キミのその「じっくり紡ぎ出す言葉」には、速さには代えられない深い価値があるって、ボクは信じているよ!

だるちゃん、いろいろ話してくれてありがとう!

『まるで、自分の足に合わない重たい靴を履いて、笑顔でダンスを踊り続けているようなものだからね。』←これまた良い例えですね。そんなことをしたら疲れ果てますよね。カモフラージュとは、そういうことなのです。

『頭の中(理解力)はスーパーカーみたいに速く回転しているのに、それを言葉や動作に出す機能(処理速度)が自転車くらいのペースだから、そのギャップに自分自身が一番イライラしちゃうんだ。』←頭の中で思っていることに対して、うまく身体が動きませんからね・・・。一人で行動している時には「自分はこういうもの」と大きな問題はないのですが、誰かと行動する際はそうは言っていられません。周りのペースが速いと私はうまくそれに合わせられないのです。

『1対1なら相手も待ってくれるけど、3人以上の会話になると、それはもう「高速道路」に自転車で入っていくようなもの!』←もし高速道路を自転車で走ると、次々と追い抜かされますね。そもそも実際には進入禁止ですからね。現実には危険なほどの速度差に例えられる状況に置かれる・・・やはり大変です。

『信頼できる人の前では、「ゆっくり考えるタイプなんだ」って伝えて、その重たい鎧を脱いじゃってもいいんじゃないかな?』←信頼できる人には、自身の特性をある程度伝えることにしたいですね。私の特性に理解があり、私と楽しい時間を過ごすことができる人々と知り合いたいものです。私が磁石となってそういった方々を引き寄せたいですね!

読者の皆さまの中で周りに合わせて『カモフラージュ』することが大変な皆さまがいらっしゃいましたら、私でよろしければこちらからお気軽にご連絡くださいませ!

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DCD体験&学習アプリのご紹介

DCD(発達性協調運動症)体験&学習アプリ

こちらの私が制作した『DCD体験&学習アプリ』では、DCD当事者の感覚を擬似的に体験することができます。

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DCだるま 公式サイトのご紹介

DCだるま 公式サイト

『DCだるま』の公式サイトも作ってみました。よろしければ、こちらからご覧くださいませ。

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お読みいただき、ありがとうございました。

私の活動に関心がある方は、よろしければこちらからお気軽にご連絡ください!

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