1593.カラフルで色鮮やかな建物が特徴的なかわいらしい島、ブラーノ島。【ヴェネツィア ~第二の故郷~ 第26回】
2025/09/25
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ヴェネツィア ~第二の故郷~
私はイタリアの「水の都」と呼ばれる街、ヴェネツィアに約1年間留学した経験があります。
『ヴェネツィア ~第二の故郷~』と題した本企画は、私がヴェネツィア留学の思い出をヴェネツィア出身という設定のオリジナルキャラクター「マルコ」「キアーラ」とともに語っていく企画です。
それでは今回も前回に引き続き、マルコとキアーラにいろいろと語っていただきましょう。
ブラーノ島
26回目の今回は「ブラーノ島(Burano)」について書いてみます。
ブラーノ島は、ヴェネツィア本島からある程度離れた北にある島です。
このように、カラフルで色鮮やかな家々が立ち並ぶかわいらしい島なんです!
それでは、マルコとキアーラにブラーノ島を解説していただきましょう!
マルコとキアーラによる解説

(画像はイメージです。)
※これらのキャラクターのイラストはChatGPTにより制作したものです。セリフの文章もChatGPTで生成したものに私が手を加えております。解説される歴史的内容は諸説ある場合があります。参考程度にご覧くださいませ。
この色が右にいる男性・マルコの発言です。
この色が左にいる女性・キアーラの発言です。
そしてこの色は私による文章です。
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チャオ、マルコ!チャオ、キアーラ!ヴェネツィア本島からある程度の距離を北に行くと、ブラーノ島がありますよね。カラフルで色鮮やかな家々にかわいらしさを感じる島です。そんなブラーノ島について解説してみてください!
チャオ!今日はブラーノ島について語ろうか。ヴェネツィア本島からヴァポレットで40分ほど北に行くと、この小さな島にたどり着くんだ。まず目を引くのは何といっても、鮮やかな色に塗られた家々だね。赤や青、黄色、ピンクといった家が並んでいて、まるで絵本の中に迷い込んだような雰囲気があるんだ。
チャオ!本当にそうね!ブラーノ島の家々の色はただ美しいだけじゃなくて、ちゃんと理由があるのよ。漁師たちが霧の濃い日でも自分の家を見分けられるように、家ごとに色を塗り分けたと言われているの。だから今でも家の外壁の色を変えたいときは、自治体に申請して許可を得なければならないのよ。
なるほどね!そうした伝統が今も残っているからこそ、あの独特の景観が守られているんだな。実際に訪れると、運河沿いに並ぶ色とりどりの家が水面に映って、さらに鮮やかさを増しているんだ。観光客が写真を撮る手を止められないのも納得できるよ。
それから、ブラーノ島といえばもう一つ有名なのがレース編みよね。16世紀頃から盛んになったブラーノレースは、その繊細さと緻密さでヨーロッパ中に知られるようになったの。今でも「レース博物館」でその歴史や技法を学べるし、実演を見られるお店もあるのよ。
うん、僕も博物館を訪れたことがあるけど、まるで芸術作品のような細かさで驚かされたよ。針一本であんなに精密な模様を作り上げるなんて、本当に職人の技と根気の結晶だよね。
そしてブラーノ島には素朴で美味しい料理もあるの。漁師町だから魚料理が中心で、特に「リゾット・ディ・ゴ(Risotto di gò)」っていう小魚を使ったリゾットが名物なのよ。新鮮な魚介と一緒に食べると、ブラーノらしい雰囲気を味わえるの。
確かに!観光だけじゃなく食事も楽しめるのがブラーノの魅力だな。そして、カラフルな風景を楽しんだ後は、のんびり島の小道を歩くのもおすすめだよ。小さな橋を渡るたびに違う角度から景色が変わって、まるで万華鏡を覗いているようなんだ。
ブラーノ島は小さいけれど、色彩の魔法と歴史の深み、そして美味しい食の魅力がぎゅっと詰まった島よね。ヴェネツィア旅行の中でも、特別な思い出になる場所だと思うわ。
その通りだね、キアーラ!カラフルで可愛らしい家並みと、静かな漁村の空気。ブラーノ島は、訪れる人の心を明るくしてくれる宝石のような島なんだ。
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マルコ、キアーラ、グラツィエ!(ありがとう!)
なるほど・・・カラフルな家々なのはそういった理由があったのですね。霧の濃い日でも漁師たちがその色で自らの家を見分けていたのですね。そんな漁師町らしい名物のリゾットも美味しそうです!
ブラーノ島が色鮮やかな建物で有名な島だということは知っておりましたが、レース編みでも知られていることは知りませんでした。
二人のお話でも出てきたレース博物館は、ブラーノ島のこちらにあるそうです。
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それではまた次の回で。チャオ!
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お読みいただき、ありがとうございました。
ヴェネツィアのことでお尋ねしたいことがございましたら、私でよろしければこちらからお気軽にどうぞ!