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1580.ヴェネツィアの公共交通機関といえばこれ、ヴァポレット(水上バス)。【ヴェネツィア ~第二の故郷~ 第15回】

2025/09/14

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ヴェネツィア ~第二の故郷~

ヴェネツィア ~第二の故郷~

私はイタリアの「水の都」と呼ばれる街、ヴェネツィアに約1年間留学した経験があります。

『ヴェネツィア ~第二の故郷~』と題した本企画は、私がヴェネツィア留学の思い出をヴェネツィア出身という設定のオリジナルキャラクター「マルコ」「キアーラ」とともに語っていく企画です。

それでは今回も前回に引き続き、マルコとキアーラにいろいろと語っていただきましょう。

ヴァポレット(水上バス)

15回目の今回は「ヴァポレット(Vaporetto、水上バス)」について書いてみます。

こちらの画像のような乗り物がヴァポレットです。私もヴェネツィア留学時には何度も乗りました。

それでは、今回もマルコとキアーラのお二人にヴァポレットについて解説していただきましょう。

マルコとキアーラによる解説

ヴェネツィアのヴァポレットに乗っているマルコとキアーラ。

(画像はイメージです。)

※これらのキャラクターのイラストはChatGPTにより制作したものです。セリフの文章もChatGPTで生成したものに私が手を加えております。解説される歴史的内容は諸説ある場合があります。参考程度にご覧くださいませ。

この色が右にいる男性・マルコの発言です。

この色が左にいる女性・キアーラの発言です。

そしてこの色は私による文章です。

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チャオ、マルコ!チャオ、キアーラ!ヴェネツィアの公共交通機関といえばヴァポレット(水上バス)ですよね。ヴァポレットに乗って運河から眺めるヴェネツィアの街並みも格別なものがあります。そんなヴァポレットについて解説してみてください!

チャオ!今日はヴェネツィアの移動に欠かせないヴァポレット(水上バス)について話そうか。ヴェネツィアには車もバイクも入れないから、公共交通の主役は船なんだ。その中でもヴァポレットは、まさに街のバスの役割を果たしていて、観光客も地元の人も毎日利用しているんだよ。

そうね、マルコ。ヴァポレットは路線ごとに番号がついていて、観光客にも分かりやすいシステムになっているわ。特に有名なのは1番線で、カナル・グランデを端から端までゆっくりと走って、サンタ・ルチア駅からサン・マルコ広場まで、主要な景色をすべて楽しめるの。あれは「水上の観光バス」と言ってもいいくらいよね。

それに、ヴァポレットは観光だけじゃなくて、島々をつなぐ大切な足でもあるんだ。ムラーノ島やブラーノ島、リド島にも路線があって、地元の人が通勤や通学に使うんだよ。早朝のヴァポレットに乗ると、地元の人たちの生活感を感じられて、それがまた面白いんだ。

確かに!観光客でいっぱいの時間帯もあるけれど、朝や夜は地元の人たちが多くて、生活の一部として機能しているのがよく分かるわよね。あと、観光客は24時間券や48時間券を買えば、好きなだけ乗り降りできるから、とても便利なのよ。

うん、それは本当にお得だね。しかも、船から眺める街並みは格別なんだ。陸から見上げるのとは違って、建物が水面に映って揺れる景色は、まさにヴェネツィアならでは。運河の風を感じながら、ゆったりと船で移動するのは最高の贅沢だよ。

私は特に夜のヴァポレットが好き。ライトアップされた宮殿や教会が水面に反射して、船の音だけが静かに響くの。観光客で賑やかな昼間とは違って、しっとりとした大人の雰囲気を味わえるのよね。恋人同士で乗れば、ちょっとしたロマンチックなクルーズになるわ。

おお、いいね!実際、地元の人も「デートには夜のヴァポレット」っていうくらいだしね。しかも、ヴァポレットはただ便利なだけじゃなくて、環境にも配慮されてきている。最近はハイブリッドや電動化の取り組みも始まっていて、未来のヴェネツィアを守る大切な存在でもあるんだ。

なるほどね。ヴェネツィアの文化や生活を支えるだけじゃなくて、これからの環境問題にも向き合っているなんて、ますます魅力的だわ。観光で訪れる人にとっても、ヴァポレットに乗ること自体が旅の大きな思い出になるのよね。

その通り!ヴァポレットは単なる移動手段じゃなくて、ヴェネツィアを体験するための「水上の舞台」なんだ。景色を眺め、風を感じ、人々の生活を垣間見る――それが全部詰まっているんだよ。

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マルコ、キアーラ、グラツィエ!(ありがとう!)

そうなんです。ヴァポレットは観光客だけでなく、地元の人々にも重要な足となっています。例えば私がよく乗っていた学生寮の最寄り停留所「ジュデッカ・パランカ(Giudecca Palanca)停留所」から私が留学していた経営学部のキャンパスがあるサン・ジオッベ(San Giobbe)地区の最寄り停留所の「クレア(Crea)停留所」までを「4.1番線」に乗って通学していたことを思い出します。朝に乗っていたこともあり地元の人々が多く乗っている路線であり、私もヴェネツィアに住んでいることを実感できました。

ジュデッカ・パランカ(Giudecca Palanca)停留所

クレア(Crea)停留所

どちらの停留所にも青の薄い点線で「4.1」と書いており、その点線をたどると繋がっています。ああ、こういう航路だったなぁと懐かしいです。

学生としての定期券を購入しましたので、留学中はヴァポレットやローマ広場から乗ることができるバスなどが乗り放題でした。

ちなみに、私は観光客としてヴェネツィアに来たわけではないこともあり有名なゴンドラには乗りませんでした。お値段も観光客価格ですからね・・・。

次回はそんなゴンドラについて特集してみようと思います。

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それではまた次の回で。チャオ!

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お読みいただき、ありがとうございました。

ヴェネツィアのことでお尋ねしたいことがございましたら、私でよろしければこちらからお気軽にどうぞ!