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1572.ヴェネツィア国際映画祭が開催されることでも知られる島、リード・ディ・ヴェネツィア(リド島)。【ヴェネツィア ~第二の故郷~ 第8回】

2025/09/07

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ヴェネツィア ~第二の故郷~

ヴェネツィア ~第二の故郷~

私はイタリアの「水の都」と呼ばれる街、ヴェネツィアに約1年間留学した経験があります。

『ヴェネツィア ~第二の故郷~』と題した本企画は、私がヴェネツィア留学の思い出をヴェネツィア出身という設定のオリジナルキャラクター「マルコ」「キアーラ」とともに語っていく企画です。

それでは今回も前回に引き続き、マルコとキアーラにいろいろと語っていただきましょう。

今回はヴェネツィア国際映画祭が開催されることでも知られている島、リード・ディ・ヴェネツィア(リード島、リド島)について書いてみます。

リド島は、このように縦に細長い島です。

映画祭はこちらの建物で開催されるそうです。

それでは今回もリド島について、マルコとキアーラのお二方にお話ししていただきましょう。

マルコとキアーラによる解説

リード・ディ・ヴェネツィアで開催されるヴェネツィア国際映画祭を観に来ているマルコとキアーラ。

(画像はイメージです。)

※これらのキャラクターのイラストはChatGPTにより制作したものです。セリフの文章もChatGPTで生成したものに私が手を加えております。解説される歴史的内容は諸説ある場合があります。参考程度にご覧くださいませ。

この色が右にいる男性・マルコの発言です。

この色が左にいる女性・キアーラの発言です。

そしてこの色は私による文章です。

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チャオ、マルコ!チャオ、キアーラ!ヴェネツィア本島の近くには、リード・ディ・ヴェネツィア(リード島、リド島)がありますよね。ヴェネツィア国際映画祭が開催される場所であることでも知られているこの島について解説してみてください!

チャオ!リード・ディ・ヴェネツィア、通称リド島の話だね。ヴェネツィア本島から船でほんの数分の距離にある細長い島で、アドリア海に面した美しいビーチが広がっているんだ。観光客だけでなく、僕たち地元の人にとっても夏の避暑地のような存在なんだよ。

リド島といえば、やっぱり世界的に有名なのは「ヴェネツィア国際映画祭」ね。毎年9月に開催されていて、世界中の映画人やスターたちが集まる華やかなイベント。赤いカーペットが敷かれたリド島の大通りを歩くスターたちの姿は、ニュースでもよく取り上げられるわ。

映画祭の会場になっているのが「パラッツォ・デル・チネマ(Palazzo del Cinema)」という建物だ。ここで新作映画が上映され、世界の批評家や観客が一堂に会する。カンヌやベルリンと並ぶ国際映画祭のひとつで、受賞すれば世界的な注目を浴びるんだ。

映画祭のときは島全体がとても華やかになるの。普段は落ち着いたリゾート地なのに、あの時期だけは一気に国際色豊かでエネルギッシュな雰囲気に変わるのよ。ホテルやカフェにはスターや映画関係者が集まり、観光客も「スターを一目見たい!」ってたくさん訪れるの。

でもリド島の魅力は映画祭だけじゃない。何と言っても海水浴場だね。ヴェネツィア本島は海に囲まれているのに直接泳げるビーチはないけれど、リド島には長い砂浜があって夏になると大勢の人が訪れるんだ。昔ながらのカバーナと呼ばれる小屋や、優雅なリゾートホテルが立ち並んでいて雰囲気も抜群だよ。

そうそう、リド島は自然も豊かで、自転車でのんびりと走るのがおすすめ。島の端まで行くと静かな湿地帯や小さな村が広がっていて、ヴェネツィア本島の人混みからは想像できないくらい落ち着いた風景に出会えるの。ロマンチックな散策にもぴったりよ。

僕たちが学生の頃も、試験が終わったら友達とリドに行ってリラックスしていたよ。ビーチでサッカーをしたり、アペリティーボ(食前酒)を片手に夕日を眺めたり。まさに地元の夏の楽しみって感じだね。

リド島はまた、ヴェネツィアの国際性を象徴する場所でもあるの。映画祭を通じて世界とつながり、地元の人々には憩いの場を提供している。観光客にとっては、単なる映画の舞台以上に、ヴェネツィアのもう一つの顔を見られる島だと思うわ。

もしヴェネツィアに来たら、ぜひ本島だけでなくリド島にも足を延ばしてみてほしい。映画祭の時期なら華やかさを楽しめるし、夏ならビーチでリラックス。季節ごとに違う表情を見せてくれるのがリド島の魅力なんだ。

ヴェネツィアの観光エリアの人混みから少し離れて、潮風を浴びながら過ごす時間は本当に贅沢よ。きっと旅の思い出の中で特別な一日になるはず。リド島は「映画の島」であり「休息の島」、その両方を兼ね備えているのよ。

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マルコ、キアーラ、グラツィエ!(ありがとう!)

私も大学主催のパーティーがリド島で開催されましたので、一度訪れたことがある島です。パーティーではテンションが上がり、歌うことが好きな私はみんなの前で熱唱したことを微笑ましく覚えています。

確かにサン・マルコ広場やリアルト橋などヴェネツィア本島の観光エリア周辺に比べるとリド島の人通りは圧倒的に少なく、落ち着いた雰囲気が楽しめる島です。

映画祭の期間中は大きな賑わいを見せることでしょう。毎年9月になるとヴェネツィア国際映画祭のニュースが報道されますので、ヴェネツィア関連の話題に鋭い私は「おっ!」と拝見してしまいます。

今回マルコとキアーラの開設を聞いたことでリド島も歩き回りたくなりましたね。いつかヴェネツィアを再訪する機会があったらリド島も訪れるかもしれません。

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それではまた次の回で。チャオ!

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お読みいただき、ありがとうございました。