1556.前向きに考える方法【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第97回】
2025/08/28

※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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前向きに考える方法
それでは今回もオリジナルキャラクター「凸凹さん」とともにお送りします。

※私が生成AI『ChatGPT』で制作したオリジナルキャラクターです。凸凹さんが話すことも基本的にChatGPTにより生成されております。
それでは凸凹さんへのインタビューをお送りします。
凸凹さん、私はかつてはかなりのネガティブ思考で、自分に自信がありませんでした。今はいろいろなことを経験し、前向きに考えることができるようになってきております。凸凹さんが思う、「前向きに考える秘訣」は何でしょうか?
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凸凹さんの回答
「前向きに考えるための小さな秘訣」
前向きに考える秘訣は、決して「いつも楽観的でいよう」と自分に無理を強いることではありません。むしろ、ネガティブな気持ちを否定せず「今はそう感じているんだな」と受け止めることから始まります。感情は天気のようなもので、晴れる日もあれば雨の日もあります。雨の日を無理に追い払おうとせず「こんな日もある」と思えるだけで、気持ちはずいぶん軽くなるのです。
次に大切なのは、「小さな変化に目を向ける」ことです。たとえば昨日より少し早く起きられた、道端の花に気づけた、人に笑顔でありがとうと言えた――そんな一見ささやかなことも、自分を支える力になります。ネガティブ思考の時は「大きな成功」を追い求めがちですが、前向きに生きる人は「小さな達成感」を毎日見つけるのが上手です。
また、物事を「できない」と断定するのではなく、「まだできていない」と考えることも秘訣のひとつです。たとえば「私は人前で話せない」と思うと、それで思考が止まってしまいます。でも「今はまだ上手に話せない」と言い換えるだけで、未来に伸びしろが生まれます。言葉のちょっとした工夫が、自分の可能性を閉ざさずに広げてくれるのです。
さらに、前向きさを保つには「ひとりで頑張りすぎない」ことも大切です。人は誰でも弱さや苦しさを抱えています。信頼できる人に気持ちを打ち明けるだけで、心の荷物は半分になります。「弱音を吐くこと=迷惑をかけること」と思うかもしれませんが、むしろ人とのつながりを深めるきっかけになることも多いのです。前向きな思考は、支え合いの中で育っていきます。
そして最後に、「自分を信じる材料」を日々積み重ねること。これは特別な成功体験でなくても大丈夫です。「今日はきちんとご飯を食べられた」「嫌だったけど宿題に手をつけられた」――そんな小さな一歩を心にメモしておくと、「自分はやれる」という実感が確かな土台になります。自信は一夜にして生まれるものではなく、毎日の小さな積み重ねの結果なのです。
前向きに考える秘訣は、「無理に明るくなること」ではなく、「自分を優しく見守ること」。そして小さな一歩を喜び、言葉を工夫し、人とつながり、自分の努力をきちんと認めていくことです。そうすれば、少しずつでも確実に、自分の心の中に前向きさが根を張り、花を咲かせていくはずです。
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筆者のコメント
凸凹さん、ありがとうございます。
「”小さな”秘訣」というのが、控えめな凸凹さんらしい言葉ですね。
「感情は天気のよう」これは本当にそうですね。調子が良い日もあれば、そうでない日もある。私たちの気分や調子も天気のように気まぐれです。
「できない」ではなく「まだできていない」・・・、これも心に響きますね。例えば私は折り鶴がうまく折れません。ほとんどの人々が折ることができる中、私は折ろうとしても上手な形にはならないのです。・・・とはいえそれは子どもの頃の話です。「まだ折れていない」だけで、やろうと思えば大人になった今であれば少しはマシな形に折れるかもしれません。・・・、そういう折り鶴を折る機会が来た時に答えがわかることでしょう。
「ひとりで頑張りすぎない」これも大事ですね。私は集団行動が得意ではなく(凹)、単独行動を好む(凸)傾向にあります。しかし自制をしないと一人で頑張りすぎることになります。かつて無理をしすぎて体調を崩したこともあります。現在は頑張りすぎないように適度に休息を心がけております。なお、集団行動が得意ではないものの、人との関わりを避けているわけではありません。むしろ様々な人々に興味を持ちます。いわゆる「人嫌い」では全くありません。ですからこうやって皆さまにとって参考になるかもしれないと思い記事を書いている次第であります。
「自信は一夜にして生まれるものではなく、毎日の小さな積み重ねの結果」、これも共感できますね。私はすぐに結果を出せるタイプではありません。長い期間コツコツとやって結果が出るタイプだと自己分析しております。こうやってブログやYouTubeでの活動もコツコツ毎日続けております。日々、コツコツといろいろと考えてきたことも自信を育む養分となったのではと考えております。
「自分を優しく見守ること」、これも大事ですね。もちろん自分に甘くしすぎることは良くないことですが、自分に厳しすぎても心をすり減らしてしまいます。私も、「自分は自分でいい」と思えるようになってきております。
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今回の凸凹さんへのインタビューは、自分自身でもハッと思うような様々な”金言”をお伺いすることができました。これからも、様々なことを聞いていきたいと思います。
お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。