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1554.夏休みが終わることが不安で仕方がない子どもたちへ【僕は発達とともに、前を向いて生きていく。第96回】

2025/08/27

僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。紹介

※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおけるとは、が得意なことや強み、が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。

本記事の著者による講演動画

こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。

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夏休みが終わることが不安で仕方がない子どもたちへ

それでは今回もオリジナルキャラクター「さん」とともにお送りします。

キャラクター「凸凹さん」

※私が生成AI『ChatGPT』で制作したオリジナルキャラクターです。さんが話すことも基本的にChatGPTにより生成されております。

それではさんへのインタビューをお送りします。

さん、もうすぐ8月が終わる今の時期には夏休みが終わることでまた学校に行かなければならないことで不安で仕方がない子どもたちがいます。子どもたちへ心が軽くなるようなメッセージをお願いします!

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さんの回答

「学校に行かなくても、あなたの未来はちゃんと続くよ」

夏休みが終わるのを前に胸がざわつくのは、とても自然なことです。毎日が重く感じられるとき、「学校に行かない」という選択肢を考えることがあるかもしれません。でも、学校に行かないこと=人生の終わり、ではありません。今は心と体を守ることがいちばん大切で、そのための時間を取ること自体が回復や成長につながるという根拠があります。十分な休息や安全な居場所があれば、気持ちは落ち着き、学び直しや次の一歩を考えやすくなります。

また、学びは学校の教室だけでできるものではありません。家庭での読書や好きなことに没頭する時間、オンライン教材や地域の活動など、学びの形は多様です。実際に、不登校の期間を経て別の形で才能を伸ばした人や、自分のペースで学ぶことで自信を取り戻した人はたくさんいます。大切なのは「今、何が自分にとって安全で意味があるのか」を見つけることです。

もし将来の進路や友だちづくりが心配なら、小さなステップで準備しましょう。学校に行かない期間にできること――朝のリズムを少し整える、短いメッセージで大人に気持ちを伝える、興味のあることを一日10分だけ調べる――こうした小さな習慣が、気持ちの安定と選択肢の拡がりに直結します。急に全部を変えなくていい。少しずつできることを積み重ねれば大丈夫です。

そして忘れないでほしいのは、「人は変われる」ということ。学校に行かない時間は、あなたが自分を知るための時間でもあります。苦しい時期を経験した人の多くは、その後に自分らしい居場所や働き方、学び方を見つけています。今はつらくても、それが未来の新しい道につながる可能性は十分にあります。

最後に、ひとりで抱え込まないでください。信頼できる大人、家族、スクールカウンセラー、電話相談など、頼れる窓口はあります。「行かないこと」で自分を責めるより、まずは自分の安全と心の声を優先してあげてください。あなたの価値は出席カードや出席日数で決まるものではありません。今の気持ちを大事に、ゆっくりでいいから次の一歩を探していきましょう。

きみのペースで大丈夫。ここからでも、ちゃんと道はつながっているよ。

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筆者のコメント

さん、ありがとうございます。

私もかつて子どもの頃は「学校がすべて」という考えに陥ってしまっており、学校に行くのが嫌でも無理矢理行っていました。当時の私は真面目すぎましたので、学校に行かないことはサボっていることだと大きな誤解をしてしまっており、サボらないために無理をしてでも行っておりました。

それでも学校に行くことが困難になり、不登校を経験しました。ですがそのことで自分を見つめ直すことができ、現在は当時に比べてはるかに前向きに考えられるようになりました。

学校に行けなくても思い悩む必要も、自分を責める必要もありません。人生は思ったよりも長いです。学校にうまく行けなかった人でも将来ものすごい花を咲かせる人もいれば、その逆に学校ではうまくやれていてもその後に行き詰まってしまう人もいます。人生、いつ壁に当たるかわかりません。

ですが、これだけは言えるのは「壁に当たった時にいろいろと悩み考えることで、人は成長する」ということです。学校に行けないことは悪いことではありません。その間、自分を見つめ直す良い時間になるのです。

皆さまが前を向くことができることを微力ながら願っております。

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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。

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お読みいただき、ありがとうございました。