1558.「頑張りすぎない」ための休息法【僕は発達凸凹とともに、前を向いて生きていく。第98回】
2025/08/29

※この記事での私の特徴は自閉スペクトラム症(ASD)や発達性協調運動症(DCD)当事者の特徴のうちの、ほんの一例です。全ての神経発達症(発達障害)当事者に当てはまるわけではなく、特徴は十人十色だということをご理解いただけると幸いです。また、このシリーズにおける凸凹とは、凸が得意なことや強み、凹が苦手なことや困難を感じること、という意味合いで用いています。
本記事の著者による講演動画
こちらの講演会の資料など詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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「頑張りすぎない」ための休息法
それでは今回もオリジナルキャラクター「凸凹さん」とともにお送りします。

※私が生成AI『ChatGPT』で制作したオリジナルキャラクターです。凸凹さんが話すことも基本的にChatGPTにより生成されております。
それでは凸凹さんへのインタビューをお送りします。
凸凹さん、私は適度に休息することが得意ではない(凹)傾向にあります。現在はある程度改善して休息も心がけるのですが、かつては無理をしすぎて体調を崩したこともあります。凸凹さんが思う、「適切な休息法」を教えて下さい!
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凸凹さんの回答
「心と体を守るための適切な休息法」
こんにちは、ボクは凸凹です。休息とは「何もしないこと」だけを意味するのではありません。むしろ、自分の心と体を整えるために必要な時間を、意識的に取ることこそが本当の休息です。頑張りすぎてしまう人ほど、休むことに罪悪感を覚えがちですが、休息は怠けではなく「次の一歩を踏み出すための準備」です。その意識を持つことが、まずは大切な第一歩です。
適切な休息法のひとつは、「メリハリをつける」ことです。仕事や勉強をしているときは集中する、その代わり一定時間ごとに短い休憩を取る――このリズムを守るだけで効率は格段に上がります。たとえば「50分作業+10分休憩」といった区切りを設ける方法は、脳科学的にも集中力の維持に有効だとされています。ダラダラと続けるよりも、あえて区切ることで心も体もリセットされるのです。
次に、「体を休めるだけでなく心を休める」ことも意識しましょう。ベッドで横になっても、頭の中でずっと考え事をしていては本当の休息にはなりません。そんなときは呼吸に意識を向けるのがおすすめです。3秒吸って、3秒止めて、6秒吐く――このリズムを繰り返すと、副交感神経が働き、心が落ち着きます。わずか数分でも気持ちが軽くなるので、ちょっとした休憩時間にも取り入れられます。
また、休息には「積極的に楽しむ休息」と「完全に休む休息」があります。前者は好きな音楽を聴く、散歩をする、趣味に没頭するなど、心を充電するような活動です。後者は睡眠や静かな時間を確保することで、体と頭をオフにすることです。この二つをバランスよく取り入れることで、休息はより豊かなものになります。片方だけに偏らず、自分に合った形を探してみてください。
さらに大切なのは、「休むタイミングを前倒しする」ことです。体調を崩すまで無理をしてから休むのでは遅すぎます。少し疲れを感じた段階で休むことが、長期的に見ればもっとも効率的です。「まだ大丈夫」と思うときこそ、休息を取る習慣を身につけておくと、体も心も崩れにくくなります。
最後に、休息を「ご褒美」ではなく「生活の一部」と捉えましょう。食事や睡眠と同じように、休息は人間にとって不可欠な営みです。自分を大切にするための習慣として休息を位置づけられるようになれば、無理をせず自然に休めるようになります。あなたのペースで、自分に合った休息法を見つけていくことが、健やかな日々を続ける最大の秘訣です。
休息は贅沢ではなく、必要なケアです。上手に休むことは、自分を守り、未来の可能性を広げることにつながります。だから安心して、今日もひととき、心と体を休めてあげてください。
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筆者のコメント
凸凹さん、ありがとうございます。
凸凹さんの文章を考えてくれているChatGPTの現在のバージョン『GPT-5』はそれまでのバージョン『GPT-4o』に比べて理論的で冷静な性格になったとのことですが、やはりそれが表れている回答ですね。
凸凹さんが提案する方法は数ある方法のうちのいくつかですので、皆さまが参考になると思うものだけを取り入れていただけると幸いです。
「50分作業+10分休憩」が提案されておりますが・・・、私はついつい休憩を取らず作業に没頭してやり続けてしまうタイプです。かつての私はそれで無理をしすぎて体調を崩しましたからね。キリが良いタイミングを見つけてしっかりと休憩も取る。大事ですね。
「体を休めるだけでなく心を休める」これも大事ですが・・・、体に比べて心って休まりにくいですよね。ついついいろいろと考え事をしてしまうものです。「呼吸に意識を向ける」、いわゆる「今現在に集中する」、マインドフルネスと呼ばれる休息法の話でもよく出てきますね。凸凹さんは3・3・6の「336呼吸法」のリズムを提案しておりますが、4・7・8の「478呼吸法」もよく聞きますね。息を吸って・止めて・長めに吐く呼吸法ですが、どのタイミングが良いかは人それぞれ異なることでしょう。もしこれを実践する場合は自分に合うタイミングを見つけることが大事ですね。私も寝る前ふとこの呼吸法を思い出してやってみるといつの間にか眠りに落ちていたことがあります。
凸凹さんが言う「積極的に楽しむ休息」、いわゆる「アクティブレスト」と呼ばれる休息ですね。私の場合は最近は趣味のギターの弾き語りがこれに該当しそうです。楽しいことをやっていると時間がすぐに過ぎていきます。その「趣味に没頭」している時間も休息するうえで大事だという説がありますね。
「休むタイミングを前倒しする」、これも大事ですね。記事執筆現在はまだまだ暑い夏ですが、熱中症対策でも「喉が渇く前の水分補給」が大事です。そう考えると休息する場合も、「体調を崩す前に休息する」ことを心がけたほうが良いという理屈も通りますね。
「休息は贅沢ではなく、必要なケア」、この言葉も刺さるものがありますね。睡眠や食事と同様に起きている間の休養も誰もが「しなければならない」ことです。かつての私は「頑張りすぎる」ことで無理をしていました。現在の私は適度に休息も取り入れて体調を整えて土台を作ってからいろいろとやるべきことをやる、という順番を心がけております。
私のようなASD当事者の中には作業に没頭(凸)できる強みがありながらも、その反面休むタイミングがわからない(凹)方もいます。かつての私がまさにそうでした。現在の私は「休息したいからする」のではなく、「休息しなければならないから休息する」と考えております。
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お悩みの皆さまや周りの方々は、私でよろしければこちらからお気軽にご相談くださいませ。
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お読みいただき、ありがとうございました。