704.【ビートルズ・ソロ曲】ローリング・ストーン誌『The 100 Best Beatles Solo Songs』を、順番に聴く。【50位~46位】
2024/04/05
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本日も、『The 100 Best Beatles Solo Songs』というローリング・ストーン誌のランキングの楽曲を順番に聴いていきます。
今回は50位~46位です。
こちらはビートルズの4人のメンバー(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター)が、それぞれソロ名義で発表した楽曲を100位までランキングしたものです。
それでは、今回も始めます!
※こちらのランキングはローリング・ストーン誌によるものであり、私がつけたランキングではありません。また、個人的な感想が濃い記事ですのでご了承ください。
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50位 I’m The Greatest(1973年、リンゴ・スター)
こういった楽曲があることも、初めて知りました!
というのも、こちらはビートルズ解散後のリンゴのソロ楽曲なのですが、この楽曲を提供したのは同じビートルズのメンバーだったジョンなのです。ジョンはピアノやコーラスも担当しています。
しかもギターの演奏にはジョージが参加しており、ポール以外の3人のメンバーが再集結した楽曲となっております。
私は当時をリアルタイムで経験していない世代なのですが、この再集結はポールはいないものの当時のファンは胸が熱くなったことでしょう。
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49位 Run of the Mill(1970年、ジョージ・ハリスン)
またまた、ジョージによる1970年の傑作アルバム『All Things Must Pass』からランクインしました!おそらく他にもランクインする曲がいくつもあることでしょう。あの曲やこの曲は結構な上位だろうな、などと勝手に想像します。
さて、この『Run of the Mill』は、直訳すると「粉砕機の稼働」などと訳せますので曲調的に田舎の工場についての楽曲かなと思わせますが、「平凡な」「ありふれた」といった意味合いの熟語だそうです。日本語にも様々なことわざ、慣用句がありますが英語も同様です。知らない言い回しがいっぱいありますね。
この楽曲もピアノの音色が魅力的だと思いましたが、こちらはゲイリー・ライトという方による演奏で、この方はジョージと友人関係だったようです。
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48位 Monkberry Moon Delight(1971年、ポール・マッカートニー)
おお、この楽曲はインパクト抜群ですね。ポールによる力強い歌声に聴き入ります。この歌い方はビートルズ時代の『Why Don't We Do It In The Road?』を思い出しますね。そこから更に進化した力強さを感じるこの『Monkberry Moon Delight』です。
『Blackbird』などしっとりとした楽曲を歌っているポールと同一人物とは思えない激しい歌声から、歌手としてのポールの魅力に改めて気づかせてくれる楽曲です。
この楽曲にはポールの妻のリンダ・マッカートニーや、その娘でポールにとっては義理の娘にあたるヘザー・マッカートニーも参加しています。激しい楽曲ながら、家族で録音しており家庭的な雰囲気も持ち合わせていますね。
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47位 Gimme Some Truth(1971年、ジョン・レノン)
アルバム『Imagine』からの楽曲がランクインです。このアルバムの表題曲はあまりにも有名ですから、かなりの上位にランクインすることでしょう。
この『Gimme Some Truth』はギターの演奏が印象的ですね。誰が演奏しているのかを調べてみたら、ビートルズ時代に一緒だったジョージでした!ビートルズは解散したものの、こうやってメンバー同士が集まるのは本当に尊いですね。
歌詞はベトナム戦争を題材にしており、当時の時代背景を垣間見ることができます。
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46位 Here Comes the Moon(1979年、ジョージ・ハリスン)
こんな題名の楽曲があったのですね・・・!
ビートルズファンであれば、この題名を見るとビートルズ時代のジョージによる名曲『Here Comes the Sun』を思い出さざるを得ません。
まるでそのパロディソングのような曲名の楽曲を、ジョージ本人が発表していたのですね。
アンサーソングとして書かれたそうですから、曲名だけでなく曲調も『Here Comes the Sun』を明らかに意識していますね。ジョージが妻であるオリヴィアとハワイのマウイ島で過ごしている時に書き上げたそうです。
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私のようなビートルズファンながらソロ楽曲をあまり聴いたことがない人に
ジョージ・ハリスンは
『Here Comes the Moon』という楽曲も発表した
という事実を発表すると、そのことを知らない場合は「へぇ~!」と驚く気持ちが強いことでしょう。
このように、ソロ楽曲をいろいろ聴いていくと新たな発見がたくさんあります。これからの楽曲も楽しみです。
お読みいただき、ありがとうございました。